学校ブログ

校長通信

災害から学ぶこと 第99号

2021/01/21

行事

1月20日に避難訓練を行い、避難経路の確認を行いました。講話は事前の震災防災学習とし、ZOOMを使ってスライドや編集動画を観ました。以下、講話の要旨です。

今回は、「災害から学ぶこと」として、避難訓練の前に私からお話をします。詳しくは、ホームルームや授業で先生から、ご家族からお話を聞いてください。また自分でも調べてみてください。被災地の動画や画像も使います。もし、嫌な人や気分の悪くなった人は先生に言って見ないようにしてください。

1995年の阪神淡路大震災は26年前のこと。みなさんが生まれる前です。みなさんの住んでいる地域も大きな被害を受けました。
1995117日 阪神淡路大震災 地震発生の瞬間
○神戸市~大都市を襲った大震災の教訓 共助

阪神淡路大震災は都市直下型地震で、建物の下敷きになってなくなった方が多く、公助の限界から、自助、共助によって救命活動、生活の建て直しが行われました。ボランティアも積極的に行われ、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれています。

2011年の東日本大震災では、これまで防災の取り組みが行われていましたが、想定を越える規模で多くの被害がありました。津波によって2万人以上が亡くなりました。この中学生を中心とする避難行動は「釜石の奇跡」と呼ばれています。
○岩手県釜石市~命を守る防災教育
避難の三原則1.想定にとらわれるな 2.最善を尽くせ 3.率先避難者たれ を防災教育の中で学んでいました。ここには出てきませんでしたが、この地域では想定通りに避難をして200人以上の方が亡くなりました。

みなさんは、これから地域や組織や社会のリーダーとして市民として重要な役割を担う人たちです。是非その自覚を持って、防災について学び、意識を高めてください。

災害によって亡くなった方へ哀悼ちと復興の気持ちをこめて、「花は咲く」を聞きましょう。
長くなりました。私からの話はこれで終わりです。ありがとうございました。


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