校長通信
学年末考査 第112号
2021/03/04
兵庫県、大阪府が緊急事態措置区域から除外されることになり、今週より登校時間を平常に戻しました。宣言解除から一気に緩むことのないように、家庭での朝の検温 、体調の点検・記録の習慣の継続、マスクの着用、手洗い・消毒の実施、教室の換気、昼食時の会話を控える、などの感染対策の注意喚起は継続しています。
登校時間が戻ったこともあり、朝の教室での自習生徒が増えました。授業時間確保のために、考査日程を遅らせましたので、3月4日が考査初日です。今年度は休校措置の関係でシラバスを修正しました。各先生方には、年度内での進度、内容、到達度などを生徒の皆さんにしっかり伝えもらうようにしています。最終の考査ということもあり、放課後の講習や質問会にも積極的な生徒が多いように思います。しっかり頑張ってください。
3月2日、近畿地方で「春一番」が吹きました。なお、昨年の「春一番」はありませんでした。立春(2月4日ごろ)~春分(3月21日ごろ)までで、低気圧が日本海にある気圧配置、南よりの風で最大風速8m/s以上、かつ、最高気温が平年値より高い(または前日値より高い)ことを目安に発表しているようです。「春一番」は気温が上昇するため、春の訪れとして取り上げられます。しかし、元々は春の突風として恐れられていました。1859年(安政6年)に壱岐郷ノ浦の漁師53人が突風によって船が転覆し全員が死亡するという事件が起きました。この地域の漁師の間では春の初めに強い南風を「春一」と呼んで恐れていたそうです。現在でも、この強風は物を飛ばして、方向中の車が事故を起こしたり、なだれを誘発することもあります。
それでも、春一番が吹いたあとは、少しずつ春らしくなっていきます。不安定さは冬から春への兆しでしょう。過渡期は大変なことも多いですが、乗り越えればすばらしい春が訪れます。