校長通信
進路検討会 第33号
2021/07/08
高3の進路検討会に参加しました。進路部、学年主任、担任、進路アドバイザー、難関大メンバーと校長・教頭で一人ひとりの志望動向と成績について、志望方針を長時間にわたり検討します。
私は、資料と生徒の顔写真を見ながら、志望校、志望動向、模試結果を確認しておりました。
京都・大阪・神戸大学、関西圏の国公立私立大学だけでなく、東京大学、北海道から九州までの大学、海外大学、そして医学部はじめさまざまな学部名があげられました。
模試データと面談結果を踏まえて、過去の経験から推薦、AO入試の学校推薦、総合型選抜の可能性や伸ばすべき科目のアドバイスなどを共有しました。
夏の個人懇談に向けて、大学学部、入試要項研究を行います。このような会議は他校でも行われていますが、生徒と先生の本気度、生徒一人ひとりと向き合う姿勢が重要だと思います。この会議は、出願校検討に発展し、12月と共通テスト終了後の1月にも行われます。
大阪大学に続き、奈良女子大学掲示板ができました。大阪大学は阪大生先輩の声は紹介され充実しております。奈良女子大学も本校から多くの受験者・入学者のある人気大学の一つです。今回、女子大で初めて工学部を新設されると言うことで、大学の先生、入試担当の方が来校され説明いただきました。
奈良女子大学は、1908(明治41)年に女子教員の養成を目的として設置された奈良女子高等師範学校をその前身としています。東のお茶の水、西の奈良女子として有名です。奈良市中心部の駅から近いところにキャンパスがあり、文学部、理学部、生活環境学部の文系理系の3学部があります。大学院での高度な教育研究も文理融合の学際的な研究を特色としています。学部生約2000名院生約500名に対して、教員約200名と小規模ながらも個性ある教育・研究を推進することを目指しています。しっかりと学びたい本校の生徒にはぴったりの大学だと思います。前身が高等師範学校であったこともあり、卒業生の方は大学や学校の先生をされている方も多いようです。
進路部では、大阪公立大学のように再編された大学や入試の変更のある大学について、情報を集め発信していきます。学校推薦や総合型選抜の入試では、受験生のこれまでの主体的な学びと大学での教育研究の特長から「学びの設計図」が一般入試以上に必要になります。自分の目と足で大学研究を進めてほしいと思います。