校長通信
先祖と平和を考える夏 第46号
2021/08/13
箏曲部のみなさんよりご指導いただいている菊武先生の演奏会に出演させていただくという案内をいただきました。場所は大阪・国立文楽劇場、第百回記念講演の舞台です。少ない人数ながらしっかりつとめることができました。お疲れ様でした。
13日の予報では、前線が本州付近に停滞し、前線に向かって南から雲のもとである暖かく湿った空気の流れ込みが続くと予報されており、土砂災害や河川の増水や氾濫、浸水に厳重に警戒してください。
今年もお盆を迎え、学校は夏期特別休暇に入りました。夏休みに入り専門業者による保守点検や清掃、修理を行っております、休日であっても生徒たちが全く登校しない日が少なく、作業は夏休みの短い期間にぬって行われています。また、校務員さんも暑い中、雑草ぬきなど校庭整備を行っていただき、ありがとうございます。
今年の夏は、オリンピック、コロナ感染拡大によりいろいろと学ぶことができ、考えさせられてます。平和の祭典のオリンピックですが、アスリートからも国際情勢や人々の置かれている立場を知ることができました。国内においても、国家・政府、国民・個人、マスコミについて、政治家首長・リーダーや有識者・コメンテーターの言動、攻撃的な民衆など心と行動はどうなっているのか、すっきりしないことが多いです。
お盆に祖先供養やお墓参りを予定されていた家庭もコロナで移動・帰省の自粛されているかもしれません。私が子どもの頃は「迎え火」「送り火」「灯籠流し」を父方の田舎で行っていました。よくわかりませんでしたが、仏壇や墓や寺で手を合わせました。これから子や孫に先祖を想う気持ちをどう伝えていくのか考えるところです。
同じく戦争についてもです。戦後76年がたち戦争を知る人も少なくなりました。だからこそ、歴史を学び犠牲になった人たちに想いをはせ、伝えていきたいです。
「からだは離れて、こころは近くに」この休暇が終わり日常が戻る前に、ご先祖、亡くなった方を偲ぶ機会にしたいです。合掌。