校長通信
オンライン試行 第56号
2021/09/20
先週17日に休校に備えたオンライン授業施行を行いました。
本校では昨年来,、「生徒一人1台端末」「先生一人2台端末(PC&タブレット)」「教員研修→Google資格取得」「ルール・プラットホーム構築」「専門職員の増強」「学園内全校地Wi-Fi」など、ICT環境の整備を行い、オンライン授業の態勢を整えてきました。オンライン授業はこれまで実施してはおりましたが、未経験の新入生を含めた「6学年全クラスでの時間割通りの1日分の授業」「教職員が出勤できない場合の自宅からのオンライン授業も含む」という最大規模での試行を初めて行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止への対応が長期化する中、他校の休校、学校・学級閉鎖の状況を鑑み、急遽決断し実施することにしました。生徒、保護者のみなさんにはご理解、ご協力をいただき、ありがとうございます。先生方も万一に備えてを理解していただき、短い時間の中で少しでもオンライン授業の質を上げようと準備をしていただきました。
正直なところ、各先生方にもICTスキルのレベル差があります。教科、学年によってもオンライン授業の向き不向きもあり、「全員が高い一定レベルまで」でなく「個々のこれまでのレベルを1つ2つ上へ」を合い言葉としました。老若の先生方が協力し助け合いながら達成することができました。
「学校が全てオンラインで代替できうる」と言い切っていないかもしれませんが、それに近い論調の方もあります。同調され「学校を閉じて全て切り替えよ」というご意見もいただきます。私は学校がリモートで代替できるとは思っていません。休校判断を含め、注目されやすいオンライン授業が目的になっていないか、生徒にとって大事なことは何か、目的を明確にとらえ、検討したいと思います。
9月17日、18日の学年ブログは全学年がこのことに触れています。学年の先生が中心に書かれたものですが、思いを発信されています。先生方も生徒たちも今回のオンラインとリアル対面の長所・短所を感じられていることでしょう。今回の試行ではアンケートを実施し、課題を検証いたします。
学年ブログもご覧ください。中1、中2、中3、高1、高2、高3