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校長通信

親孝行の日、教師の日 第60号

2021/10/04

カリキュラム

60ホール前に生徒たちの「親孝行写真」を編集した動画が流れています。詳しくは本校Instagramをご覧ください。両サイドに写っているのは「非接触式体温検知器」。登場しました。

「国際親の日」というのをあることを知りました。毎年6月1日のようです。「国際親の日」は、世界中の親に敬意をあらわす日で、世界中のすべての場所において、親の子どもに対する献身と、自分の生涯を捧げてくれることに感謝を伝える日とされています。いわゆる「国際デー」のひとつとされ、英語表記は「Global Day of Parents」です。国際デーとは、 国際機関によって定められた記念日を指します。毎年定められた日に特定の事項、特に重点的な問題の解決に向けて、国連をはじめとする世界中の団体や個人に呼びかけるための日とされています。
日本でもおなじみの「母の日」「父の日」はアメリカでも同じ日です。スペインやタイなどでは違う日に設定されています。

「世界教師デー」もありました。ユネスコが10月5日を制定しました。目的は、世界中の教師に対する支援と理解を求めるためです。また、この国際デーを通じて、教師が教育をおこなう権利と将来を担う子どもたちが教育を受ける権利、それぞれの重要性を訴えることも狙いとしています。皆に適切な教育を提供することが国の責任であることをアピールしています。また、教師の地位に関する勧告も出されました。教師の地位を高めることが教育の質の向上になると考えたようです。

かつて夏に中国に行ったときに教師の日のカードがたくさん売られていて知りました。「教師節(Teachers Day)」と言います。調べてみるとインドでは9月5日、韓国では5月15日、シンガポールでは9月1日、ベトナムでは11月20日のようです。ひとりひとりが10月5日の「世界教師デー」を祝し、「先生ありがとう」の気持ちを表すことは、世界の子どもが教育を受ける権利を守ることにつながるといえます。

実際のところ日本では、教師の地位が低くなかったところから「教師の日」は定着しなかったとありました。しかし、現在では教師の労働時間が世界一長いとされる日本だからこそ、この日に感謝と敬意を持って称えられるべき存在なのかもしれません。私は優秀な人材が教育界に入ってほしいと強く願います。教員であるわたしたちがこのような発信をするのはおこがましいですが、親と先生はすべての人に存在し、どちらも子どもを支える大切な存在であり(虐待や犯罪などそれに値しない事案もおきていますが)、大人になってもいつまでも感謝のきもちをつないでいきたいです。

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