校長通信
始動④進路指導 第8号
2023/04/24
さわやかな朝で日中は日中は暑くなりました。例年より少し早いですが、4月24日より気温変化に対応する「制服移行期間」としました。
体育大会に向けての準備が進んでいます。1年生がラジオ体操の練習です。
進路部では学年と連携して生徒の進路実現をサポートしています。「雲雀丘ロードマップ」が策定され、キャリア教育、進路行事、模試・講習計画を学年ごとに時系列に示されています。朝と放課後の講習も始まりました。朝早くから登校し、講習や自習する高3生も増えました。
進路部の今年度の方針として、高3については、以前のの進路の結果より取り組みの点検と当該の模試データの分析より、今年度の手の打ちどころを固めています。推薦指導や難関大指導も合わせて計画をしています。また、低学年の指導方針の検討も行います。
高校3年生の学年懇談会・進路講演会の冒頭のご挨拶の抜粋です。
66期生高校3年生が最後の1年になりました。高校生活の締めくくりとして、充実した1年になるようにサポートしていきます。大学入試については、昨年度、65期生の頑張り、担任の先生方の団結、進路部との連携によって、一人ひとりが力を発揮してくれました。しかし、ここには、一人ひとりのストーリーがあります。学習計画と模試結果への焦りや受験校を決めるにも、心の動きもありました。一概に言えませんが、最近の傾向として、共通点は頑張ることを避けようとするのも見えます。
進路指導は、生徒の今おかれているところも、目指すところも、ひとりひとり状況が違います。ほかと比べることはできません。あまりしゃべってしまうと跡の講演の先生の分をとってしましますので、簡単に言いますが、最終的に決めるのは18歳になった本人です。私たちはいろいろな情報を集め、分析し、提案します。7月12月1月の個人懇談の前の進路検討会を行います。担任だけでなく私たちも入って一人ひとりについて知恵を集めて考えています。ブライドもあり本人や保護者の思いと違うこともあります。親の期待もあります。塾の先生からの情報、学校のランクや評判など、保護者の学生時代とは違ってきています。今はネットの情報もあり、不確かな情報が幅をきかせています。
自分で納得して決められなかった人は、大学生や会社に通えない人も増えてきています。これは、大学とのアンマッチというより、「自分との心理的なアンマッチ」だと思います。本校では少ないですが、社会問題にもなっており、この掛け違えも心配しています。
本校の進路部の入試結果に対するブログの言葉を紹介します。
合格と不合格に単純に振り分けられてしまいますが、実際の生徒の受験結果は数値化できるものでは決してありません。卒業生一人ひとりが受験という大きなチャレンジに果敢に立ち向かい、十人十色の成長を見せてくれました。私たちはその一つ一つの物語を見つめてきました。それは数字には表れないものばかりです。
本校の教員は、進路については学校のためにではなく生徒本人のためにサポートします。ここにその学校の考え方が出ています。「学校の進路実績」でなく「生徒の進路実現」であり、受験を通して大きく成長して欲しいと考えています。
なにより学校と生徒保護者の信頼関係が大事です。ご家庭でも、子どもたちへのサポートをよろしくお願いします。