校長通信
ひばりの中学生になる君へ 第96号
2024/02/01
中学新入生ガイダンスを行いました。教頭先生から創立の精神と中学生の心構え、教務部長から学習面、生徒部長から生活面のお話しの後、用品購入をしていただきました。新入生セミナー、入学式のご案内もいたしました。
本校では数年前より入学前の宿題をなくしました。中学入学までに「やりたいこと」「やらなければならないこと」「できるようになりたいこと」を意識してください。健康に気をつけて、小学校での生活を充実させてください。中学校生活に期待をふくらませましょう!
この全体のガイダンスに先立ち、先週、学園小学校連絡入試の合格者には私からお話をしました。中1の生徒たちも参加してくれました。新入生全体にも関係することなので少し紹介いたします。参考にしてください。
「勉強」には物事を習い覚えること、努力して困難に立ち向かうこと・気が進まないことをやることという意味があります。つまり、「仕方ないからやる・与えられた課題をこなす」という意味が含まれています。一方、「学習」は学び習うという意味で、「学び」は能動的に教えを受けること、手本やまわりがやっていることをまね、積極的に技術・知識を習得することを指します。中学高校生も仕方ないからやる勉強はしているけれども、学ぶという姿勢を大事にしています。やらされていた勉強から自らやる学びを意識しましょう。
高校生になって、自分のことは自分で決めることができるようになるために、中学高校では高い志をもって、自分を律して、努力して、できることを増やしましょう。まず、自分のことは自分でしましょう。
保護者のみなさまへ
合格おめでとうございます。中学入学までの時間を大切にして、良いスタートを切り、有意義な中学生活にしてほしいと思います。
中学生活において、様々なご心配があろうかと思います。特に学習面での心配が強いかと思いますが、これまでの入学者を見ていますと、大切なことは「学習よりも生活で、その基盤になる中学生への気持ち、自覚」だと感じています。いつまでも小学生のままで「自分から考えて行動できない」「なんでも親に助けてもらう」「うまくいかないと人のせいにする」という甘えが消えない生徒が、生活面が乱れ、学習面でもうまくいかず、学校生活に支障が出ています。
まず、学習の指示の前に規則正しい生活、そして中学生になる心構えや希望・期待を子どもから引き出し、親子の接し方・関係についてもご家族で話し合う機会を持ってください。保護者の皆様には「心配から信頼へ」、子どもが大人になれるように伴走いただきたいと思います。
中高では、18歳成人の高校卒業と進路実現を目指す生徒育成を行い、あらゆる場面で教職員も尽力します。その上で、生徒たちが、いろいろな場面で活躍してくれることを願っています。
入学前にいろいろと申し上げましたが、保護者の皆様と一緒に信頼関係のもとに生徒を育成したいと思います。どうぞよろしくお願いします。