未明から降り続いた雨で警報が発令され、今日は休校となってしまいました。

曇り空で薄暗いし、皆さんがいなくて静かだし、学年のフロアは物寂しい雰囲気でした。明日は何事もなく登校できることを願っています。

今日の休校をうけて、学年からclassiが配信されています。明日また声かけはしますが、試験範囲についての連絡ですので、各自で必ず確認するようにしてください。

では、学校はお休みになりましたが、こちらは休まずにいきましょう。本日の日めくりカレンダーです。

私たちが人間である以上、私たちは他人と関わり合って生きています。社会という集団の中にいる以上、他人と接することなく生きることはできません。その他者という存在の影響で、「自分はこうしたい・こうありたい」という思いを、少なからず曲げていることは多いのではないでしょうか。実際のところ、そのようにしなければ集団というものは保たれません。全て自分の思うように動いてばかりでは、全員が自分のためにしか物事を捉えませんからね。

しかし、その擦り合わせのために、個人の意志が全て滅されてしまうのも考えものです。人々の意志が折り合いのつくところで共通の方向に向かっていくのが集団の進歩であり、特定の意志だけが優先されて尊重されるように動き始めると、それは単なる独裁になってしまいます。「個人」のいる集団ではなくなってしまいます。逆に、誰もかれも意志を持たない状態になってしまうと、その集団は方向性を失ってしまって霧散してしまいます。

つまり、集団として成立するためには、没個性になれというのではありません。逆説的かもしれませんが、集団であるためには、もっと言えば、私たちが人間として社会の中に生きるためには、各人が個性を持った「個人」でなければならないのです。他者との折り合いをつけるために部分的に滅私は必要であっても、自分そのものが変わる必要はありません。いろいろと上手くいかないこともあるかもしれませんが、あなたがその集団の中にいるためには、あるいはその集団が成り立つためには、あなたがあなたのままでいるということが、実は必要なのです。