高3学年通信(66期生)
心の中に生きる
2021/09/10
久しぶりのフル授業で、一週間が長く感じているでしょうか。明日で今週も終わりです。最後まで頑張ってください。少し気が早いですが、来週の頭には、中間考査一ヶ月前という日を迎えます。まとまって授業がある分、コツコツ復習をしておきましょう。
また、今月末には、後期生徒会役員の認証式があります。前期の役員に就いてくれた人、ありがとうございました。どの係の人も、しっかり働いてくれたと思います。次はどの委員・係に就くか、考えておいてください。また、生徒会にも立候補してほしいと思います。66期生が学校の中核を担っていく日はすぐそこまできています。自覚を持っていきましょう。
では、本日の日めくりカレンダーです。
人はいつ、この世から死ぬと思いますか?普通、医学的な判断を想像するでしょう。しかし、とある漫画の医者は「人が死ぬのは、銃で撃ちぬかれた時でも、不治の病に犯された時でも、毒キノコのスープを飲んだ時でもない。人に忘れられた時だ」と言いました。グッとくる一言ですよね。
肉体として朽ちてしまっても、記憶として人の心に生きている。誰かの心の中で灯がともっていれば、その人の心に温もりを感じさせられる。そうして誰かから灯をともしてもらったのと同じように、またその人が別の誰かに火をともす。人が生き、死ぬという営みの中には、ただ単に、心臓が動き生まれ落ち、鼓動が止まって息絶えるという生物学的な生き死にだけでなく、人が人と関わり合い、誰かの心に宿り住まうという心の繋がりがあるのではないでしょうか。だから、忘れない限り、その人は生きているのです。あなたの心の中で。今関わっている人たちを、たくさん心に宿してください。そうしてその灯を消さないように、どうかその人たちを忘れないでください。そしてまた、あなたという人を誰かの心に宿せるように、たくさんの人たちと深く関わってください。
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