高3学年通信(66期生)
言葉を造る前に
2021/09/08
週の真ん中、今日は漢字大テストがありました。
最後の最後までテキストやプリントを確認し、テストに臨みました。試験が始まると、皆さん一気に筆を走らせます。一問一点の100問ある試験を、すごい速さで解答していました。手応えの程はいかがでしょう。結果を楽しみにしていてください。
さて、これで一つ試験が落ち着いたことになります。次の試験は2週間後、スタディーサポートです。前回からの比較対象となりますので、自分がどれくらい変化したのかを測る良い機会になるかもしれませんね。気合を入れて臨みましょう。第2回駿台模試の希望も受け付けています。ぜひ申し込んでください。
では、本日の日めくりカレンダーです。
「うれしい」と「涙」が合わさって「うれし涙」、「山」と「登る」が合わさって「山登り」なんていうふうに、日本語にはたくさんの複合語があります。この感覚に近く、世の中ではたくさんの造語が作り上げられていますね。「ゴリラ」と「クジラ」を合わせるように。
造語が生まれるときに大切になるのは、組み合わされる言葉の奥にある「意味」です。つまり、「感覚・感性」です。どのような感覚を表そうとしているかが大切になるということです。独特な感性や既成の概念にとらわれない感覚を表そうとして造語が生まれる、というのが現代の流行りかもしれません。とても面白いことだし、「なるほど」と感心することもあって驚かされますが、「新しい感性だから良い」という勘違いになってしまわないかが気になります。本来の感覚・感性というものを吟味できないまま、その感覚・感性の本質をつかめぬまま、文字通り語感だけで妙な造語ができてしまっていないかが心配です。つまるところ、言葉の持つ意味というものをしっかり感じ取れているか、ということ。今一度、自分の使っている言葉というものを見直してみてはいかがでしょうか。
~今日の配布物~
・オンライン授業の試行について
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