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高3学年通信(66期生)
理想の出発点
2022/11/30
期末考査が始まりました。今日の試験科目は、理系が数Ⅱ・現代文、文系が数Ⅱ・現代文・理科演習でした。出だしが大切だと言っていましたが、手応えの方はどうでしょうか。
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試験中に見回ってみても、皆さん集中して机に向かい、誰も顔を上げていません。頑張っていますね。まだ試験は始まったばかり。今回の期末考査は間に土日を挟んで少し長丁場です。息切れしてしまわないように、しかし自分を追い込みながら最後までやり切ってください。明日の試験科目は文系理系ともに古典・英語Rです。
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もっとこうなりたい、ああなりたい、という願望を抱くことってありますよね。そうと意識していなくても、例えば鏡を見たときなんかに、「ああ、この部分がもうちょっとこうなら…」とか、「どうしてこんな髪質なんだろう」とか、「憧れのあの人には程遠いよなあ」なんて思ったりしないでしょうか。
例えばそこから、髪形をいじってみたり、化粧をしてみたり、人によっては整形してみたりします。それらはすべて、なりたい自分像や理想とする姿があって、そこに近づきたいからすることですよね。ある意味、私たちは本来的に今ある自分よりもっと良い自分になりたいという願望を抱えているものなのかもしれません。それ自体を悪いことだとは言いません。ただ、その理想の姿に近づくにあたって、今の自分がどんなふうで、どういう状態なのかを知らないまま変わろうとしても上手くいきません。そこにどれだけの差があって、どんなことをすればその差を埋められるのかという分析ができませんからね。ということは結局、今の自分、ありのままの自分というものを受け入れない限り、何も始まらないのです。その過程で「やっぱりこのままじゃだめだ」と思う人もいるかもしれませんが、もしかしたら逆に「やっぱり自分はこういうものなんだ」と納得できる人もいるかもしれません。「今あるこの自分」は、案外相応な状態に達していることもあるものです。
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