高3学年通信(66期生)
繰り返されるもの
2023/02/20
少し前の話になりますが、古文の課題の中で応募していた俳句で、66期生がたくさん入賞したようです。今日、入賞者個人に賞状と入選作品集が手渡されました。
立派な賞状と作品集ですね。何と、20人も入賞者がいたそうです。中には、全国大会レベルに出展され、そこでも入選した人もいるようです。素晴らしいことですね。去年も、「お~いお茶新俳句大賞」への応募で佳作特別賞をいただき、ラベルにその句が載って全国に飛び回っているはずです。こういった取り組みで評価を頂けるのもありがたいことです。世の中ではにわかに俳句が流行っていますが、ぜひ皆さんも日常に俳句を見つけてみてほしいものです。
さて、今日で考査一週間前の期間に入りました。考査の時間割が発表されましたので、確認しておきましょう。
今回も理系・文系別の時間割、文系の人たちは初日は3科目ありますね。これで一年間の成績が決まります。しっかり対策をして臨んでくださいね。3月1日に高校卒業式がある関係で、考査が前半・後半に分かれます。計画的に勉強を進めてください。
幼い子どもに話しかけたり言葉を教える時、手を「おてて」、目を「おめめ」と表現することがありますよね。他にも似たように、幼児言葉には音の繰り返し表現がたくさんあります。車を「ブーブー」と言ったり、犬は「ワンワン」だし、ご飯は「まんま」で、家族関係に至っては古い言葉も含めて「とと・かか・パパ・ママ・にぃに・ねぇね・じぃじ・ばぁば」など、繰り返しだらけです。
しかしそれらの言葉も、歳を取るにつれて言い方が変わっていきます。小学生にもなれば車を「ブーブー」なんて言わないし、中学生が犬を「ワンワン」と呼ぶことも滅多にないでしょう。しかし唯一、呼び方として変わらないのは「父・母」です。どれだけ歳を取っても、この関係性だけは変わりません。生まれた時から絶対に変わることのないつながりが、その呼び方に表れているのです。そしてもう一つ、新たな父・母が生まれるために結ばれる関係もやはり繰り返しの表現、「夫婦」ですね。私たちの命の輪は、こうして関係が結ばれ、命が生まれるということを繰り返すことによって続いている。この呼び方に、知らないうちにこの輪廻が映し出されているのかもしれませんね。
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