高3学年通信(66期生)
前進はしている
2023/02/17
週末の授業が展開されています。考査もいよいよ近づいてきていますが、演習をしている授業、内容解説をしている授業、様々です。
考査ももちろんですが、入試を意識している授業も増えているようです。ちょうど一年後、私立なら結果が出ているところもありますし、国公立大学にしてもあと一週間という時期です。授業一つとっても、教科書の内容をやりながら受験のその時に役に立つことはたくさん扱っているはずです。こういう時期だからこそ、姿勢を正し直して集中して取り組んでほしいと思います。
人生は努力と失敗の連続です。日々何かしら達成しようとすることを抱えながら行動しますが、全てが上手くいくわけでもありません。それでも、毎日何気なく生きていても、常に生きようとする努力をしているわけだし、ただ立っているだけでも重力に逆らおうという努力はしているわけです。どんな形であっても、私たちは常に小さな努力を積み重ねて生きています。
今や有名な言葉として扱われることもありますが、フィギュアスケートの羽生結弦選手はかつて「努力は嘘をつく、でも無駄にはならない」と語った後、引退前最後の大会を終えた後に「報われない努力だったかもしれないけれど、一生懸命頑張った」と話しました。努力が常に成果を出すというのは確かに嘘かもしれません。もしそうなら、常に私たちは進化を続け、どんなことだって簡単に可能になるでしょう。そうならないのは、どれだけ努力をしても成果として報われないことがあるからです。こういうと悲しいですが、ここで大切なのは、努力そのものが無駄だったわけではないということです。成果として報われなかったことは事実かもしれませんが、それは成果として認められるところまで事態が前進しなかったからです。逆に言うと、少なからずその努力による前進は起こっているはずです。そこまでの前進であなたが納得できるかどうかが重要なのです。そこを決めるのは、あなたの努力の程度です。成果を求めて努力することが当然だと思いますが、たとえどのような結果であっても、その前進に納得し受け入れられるような努力をしてほしいものです。
~今日の配布物~
・RONDO vol.60
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