高3学年通信(66期生)
本当のこと
2023/09/28
今週から、卒業アルバム用の写真撮影が始まっています。放課後にはクラブの写真撮影が行われていて、どのクラブでも久しぶりにメンバーがそろって顔を合わせています。そして日中は、授業風景の撮影も行われています。
普段の授業の中に写真屋さんが入って撮影をしてくださっています。時折個人に向かって近い距離でカメラが向けられ、レンズを前に少し緊張した面持ちになる人もいましたね。いつも通り、真面目に授業に取り組んでいる姿を見せてください。
誰かと話をするとき、いつも本当のことをしゃべっていますか?何かをするとき、いつも本当にしたいことをしていますか?人間生きていれば集団の中で誰かと関わらざるを得ず、いつでも自分の本心のままにというのは難しいものですよね。往々にして私たちは、自分の本心を隠して、本当は違うのだけれどということをさも本当であるかのように振舞わねばならないことがあります。
誰が何をするにしても、どこで誰が話したことも、真実はいつも一つです。そこで起こったこと、話されたことはそれそのものとして疑いようがなく、確かなことであるはずです。しかし、その真実がいつも正しいとは限りません。本当のことをそのまま本当に伝えてしまうことで、かえって誰かを傷つけてしまったりすることもあります。本当は知っているのだけれど知らないふりをしておくとか、真実は違うのだけれど相手の納得のいくように理解させてあげるとか、真実でないことを本当にすることで救われることもあるのです。本当のことを追い求めることは大切だし、自分の本心を貫くことも大切です。が、あなたの目の前の人に上手に接するために、本当のことと本当ではないことを、上手に本当のこととして処理することも大切かもしれません。
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