学校ブログ

高3学年通信(66期生)

争いの芽

2023/09/27

平常授業が続いている中ですが、今日は3・4限目の時間に芸術鑑賞会が開かれました。高3生も少し勉強の手を休めて癒しのひと時です。

プロの音楽集団にご来校いただき、合唱と管弦楽の演奏を聴きました。やはりプロの演奏というのは格が違いますね。美しい音色に耳を澄ませていました。中には指揮者体験コーナーもあり、66期の学年団からも舞台に上がった人がいました。上手な指揮でしたね。なかなかこういう機会はあるものではありません。良い機会をいただきました。ありがとうございました。

さて、9月ももう終盤です。10月に入ると定期考査や模試で試験続きの一か月になります。気づくと終わってしまうくらい慌ただしく過ぎていくことでしょう。そうでなくても、これから冬に向けて時間の流れは加速していきます。一日一日にできることは限られています。精一杯の努力を惜しまないようにしてください。

友達同士、家族の中で、あるいは国家間で、争いごとは絶えることがありません。違う存在同士が関わりあっている以上、全く争いが無いなんてことはありえません。そうやってぶつかり合って角が取れていくことで、上手く付き合っていけるようになることもあります。

しかしそもそも、なぜ争いは起こるのでしょうか。意見が違うから、文化・宗教が違うから、そういう考えをよく聞きますが、ただ違っているだけでは争いにはなりません。言葉の争いから武力の争いに変わるには、きっかけがあるのです。どちらかが先に手を出すというきっかけが。先制攻撃とそれに対する報復という形で争いは起こっていくのです。言葉の争いだから良いとは言いませんし、その方が深く傷つくことももちろんありますが、やはり力による争いで取り返しのつかないことになる前に、争いの芽を摘むようにしたいものですね。

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