今週は月曜日が祝日、土曜日も祝日になっているので、短い一週間ですね。明日が今週最後登校日となります。共通テストの志願票も提出され、いよいよ受験に向けて空気ができてきました。

推薦入試に動いている人も多く、個人個人で受験モードができつつあります。授業もかなり演習に力が入り始めていますね。９月があと一週間で終わり、定期考査や模試がたくさんある10月が近づいています。この10月の試験をどう過ごすかで冬の状態が決まります。自分のやるべきことに集中できるように、身の回りの環境も心構えもしっかり整えてください。

受験・闘病・会社のプレゼンなど、目の前にはっきりと形があるわけではないけれど、漠然とした不安を抱かせるものってたくさんありますよね。古来より、人は目に見えず簡単に理解できない現象を恐れ、何とかしてそれを理解の範疇に収めようと抽象的な存在を作り出して名称を与え、あるいは科学という力を使って原理を理解し、自分たちが理解しコントロールできる領域を広げることで恐怖を乗り越えてきました。

しかし、頭でわかっていてもそれでも不安になるのが人の心というものです。受験に合格するにはたくさん勉強する必要がある、病気を治すには栄養を摂って治療を受けねばならない、大事な仕事を成功させるには入念が準備が…。頭では理解していても、やはり目に見えない壁から受ける不安は大きいもの。それでも自分の気を強く持って立ち向かっていけるなら良いですが、どうしようもないなら、目に見えるものに頼るしかありません。いつもそばにいてくれる家族や仲間ほど心強いものはないですね。最後の最後に壁に立ち向かうのは個人でしょうが、そこに行きつくまでは団体戦が可能です。ぜひ、近くにいる人を大切に頼ってください。