学校ブログ

高3学年通信(66期生)

足るを知れ

2023/11/30

校内に2本あるメタセコイアの木もずいぶん葉を色づかせました。一気に寒くなってきたことも相まって、季節の移ろいが感じられます。

この葉が散りきる頃に2学期も終わります。そして、66期はそこから一気に「終わり」へと向かっていきます。いろんなものが最後になってきましたね。一つ一つを大事にしてほしいこの頃です。

その66期は、最後の定期考査に臨んでいます。昨日から考査が始まり、一日2科目の試験が続いています。

どの試験も入試を意識した出題になっていることかと思います。大変でしょうが、最後まで頑張ってください。土日の休みを挟みますので、明日でひと段落です。しかし、この土日に推薦入試を控えている人もいます。集中を切らさず、頑張ってきてください。

世の中便利になりました。インターネットや電子機器の発展によって、離れていてもいつでもつながることができるようになったし、お店に行かなくても物が買えるようになりました。やり取りをするのも一瞬でできるようになって、この便利さが、「もっと早く、もっと便利に、もっとたくさん」という風潮を生み出しているようにも思われます。もともと人間に備わっていた欲が、満足を知らないレベルにまで膨れ上がっているようです。

これとは反対の感覚に、「足るを知る」という言葉があります。漢文由来の言葉ですが、日本でも使われるものです。元の言葉はここに続きがあって、「足るを知る者は富む」となります。何事に対しても満足するという意識を持つことで精神的に豊かになる。そうして幸せな気持ちで生きていける。そんな意味で捉えられます。人間の欲が悪いとは言いません。事実そのおかげで世の中は発展した一面もあります。しかし、留まるところを知らない欲が行き着く先は、さらなる欲望と、不満(満足しない)による不満、そして拒絶と暴力です。人が自分のことだけを優先して生きていくことができない以上、自分の欲にもどこかで線を引かなければなりません。コップに水が半分入っていて、半分しかないと思うのか、半分もあると思うのか。今、自分が置かれている状況に、「まあ、これだけでも十分か」と考えることも大切なのかもしれません。

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