高3学年通信(66期生)
窓を開けて
2023/11/28
試験前日の今日、午前中授業で解散となりましたが、これで、高校の平常授業も全て終了となりました。最後の一コマまで、それぞれ熱の入った授業が行われていました。
高校3年間、内容も難しくて整理が大変だったでしょうが、最後まで頑張ってくれましたね。少しでも多くのことを学んでいてくれれば幸いです。
最後の授業を実験で締めくくっているものもありましたね。これはこれで、最後まで本物の学びということでしょう。全ての経験が、これからの糧になってくれることを祈ります。
さて、明日からは期末考査が始まります。改めて、時間割を確認しておきましょう。
全日2科目、間に土日を挟みます。しかし、この休日に入試を控えている人もいますね。対応が大変かと思いますが、それぞれ切り替えてしっかり頑張ってください。
寒くなってくると、窓を閉めて屋内に閉じこもりがちになります。健康の面からみても換気が必要なことはわかっているのだけれど、やはりその寒さから、なかなか窓を開けて空気を入れることもためらってしまいますよね。果てはお布団の暖かさから離れられなくなったり、こたつという冬の魔物に足からかじりつかれてしまったり。
心も一緒です。自分を取り巻く外界で「寒い」ことがあると、どうしても自分の世界に閉じこもりがちになります。そうしていると必要以上に傷つくこともないし、波風の立たない状態は少なからず落ち着きを感じられるものかもしれません。しかし、そのままでは結局息が詰まってしまうだけです。密封されたところで空気を消費していては、いずれ息ができなくなってしまいます。どんなに窓を閉め切っていても室内の酸素が無くならないのは、どこかで少しずつ空気が入ってきているからですよね。同じように、どんなに自分の殻に閉じこもっていても、完全に心の窓を閉ざし切ることはできません。結局は「外の空気」を取り入れなければならないのです。常に窓を全開にする必要はないでしょう。でも、時折、できる範囲で窓を開けて、部屋も心も換気してあげることは大切なことなのではないでしょうか。
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