学校ブログ

高3学年通信(66期生)

常時闘争状態

2024/02/24

私立専願の入試はだいぶ落ち着いた頃でしょうか。どのクラスからもいろんな結果報告をもらっています。良い結果にたどり着いた人も、思うような結果にならなかった人も、それぞれよく頑張りました。受験が終わっている人は、次の進学の準備を進めてください。

そして、明日は国公立前期試験です。流石に今日は学校に来ている人はほとんどいません。明日に向かって体調を整えて心を落ち着かせていることでしょう。

これまで一生懸命頑張ってきました。頑張ってきたからこそ不安にもなるでしょう。でも、逆説的に、不安になるからこそ頑張ってきたのだという自信を持ってください。その不安は、目標に向かって努力してきたことが発揮されるかどうかの不安であって、それはつまり、あなたがこれまで努力してきたことの証拠です。ここまできたら、もうあとはやるだけ。今更何かを後悔しても仕方ありません。目の前のことに集中して、落ち着いて臨んでください。試験が終わった後、「やり切った!」と思えることを祈ります。皆さんを信じていますよ。

主張・感情の折り合いがつかないとき、それぞれの意見がぶつかって討論・口論になったりします。実際にタックルこそしていませんが、言葉の上で戦っているようなもので、言葉のタックルをしあっているわけです。

そもそも私たちはそれぞれ違う立場の人間なのですから、どこかしらで他者との衝突は避けられません。しかしそれ以上に、実は自分の中でも衝突は起こっています。自分という人間なのだから必ずしも意思・感情は一貫しているということなどなくて、AもしたいけれどBもしたいとか、同じ出来事に対してCとも思うけれどDとも感じるといった具合に、時々によっていろんな意思・感情が渦巻いている経験はあるでしょう。自分の感情でも常にせめぎあいが起こっていて、いわば闘争状態なのです。そういう意味では、私たちはいつも戦っているのです。他者との闘いも必要な分は必要ですが、他者とも自分の中でもあちらこちらでの闘争は大変です。ぶつからないで済むところは、なるべく穏やかに過ごしたいものです。

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