中3学年だより(71期生)
AIとの共生
2025/12/11
今回のフロンティウィークではAIとの共生が一つのテーマです。中3では「AI英語」「AI数学」「AI技術」が行われています。今日はそのうち「AI英語」と「AI数学」の様子をお伝えします。
「AI英語」ではオンライン英会話を行うにあたっての英語表現をAIを用いて作成します。自分では「これで伝わるだろう」と思っていても、もっとよい表現があるかもしれません。また、頭の中で考えた表現でも、実際に生身の人間を相手にして喋ると何か変だなと感じることも多いです。それをAIの力を借りながら、その場に適した英語表現に直していきます。授業では一人ひとりがiPadの画面の向こう側にいる英会話の講師に一生懸命英語を話している最中でした。見学していたネイティブの先生によると「とても良い授業です」とのこと。
「AI数学」では身近な事象を数式で表すとしたら? という問いのもと、AIにアドバイスをもらいながら数式を考え、また解き明かし、数学への理解を深めていきます。担当の先生に聞いた、面白い問いでは「スーパーマリオがレンガをパンチする時のパワーは?」「エルサ(アナと雪の女王)が氷の城をつくるとき、氷にかかる負荷は?」というものがありました。
AIを利用する上で大切なのは、全てをAIに丸投げして、AIが出力したものをあたかも自分が考えたように扱わないことです。つまり、あくまでAIは思考する際のアシスタントとして使うこと。そうしないと、AIが出力したすばらしい資料や情報を自分が作ったという大変な勘違いを生みます。また、ハルシネーションといわれる事実とは異なる情報を信じ込んでしまうことにもつながります。
まだ実施していないクラスの人にとっては所謂ネタバレになってしまいましたが、たとえネタがわかっていても実際にやってみると面白いはずです。楽しみにしていてください。
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