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常務理事便り
2021年06月22日
「故高橋先生を思う」
早いもので高橋先生がお亡くなりになってからひと月が経とうとしています。心のどこかの空虚な気持ちは拭い去ることはできません。さて先月の学園ブログのアクセス数をみますと「親孝行・やってみなはれ」コーナーが大きく伸びていました。調べると以前、高橋先生が投稿されていて、それを求めて大勢の方がご覧になっていることがわかりました。高橋先生が多くの方々に慕われていたのだと思います。
下記に、リンクを記しますのでご覧になって下さい。
自分の可能性にチャレンジ(クリックすると、高橋先生のブログが開きます。)
北野天満宮にて(高橋先生直筆の絵馬)
高橋先生は野球部の部長をしておられたので、私が学園に来た時からすぐに親しくさせていただきました。私は、対外試合にも必ず顔を出し、「優勝までは求めない、何とか県大会で二つ勝ってほしい」。こんな難しい注文をやはり監督の烏山先生にもして悩ませました。しかし誰よりも大きな声で高橋野球部を応援しました。私の母校の彦根東高校が甲子園に続けて出場するとなると私の要求はさらに高まりました。部員指導だけで大変なうえに私まで面倒見なければならず、ご迷惑をかけたことと思います。
高橋先生が高3の学年主任、そのあと進路指導部長になられてからは一層話し合う機会が多くなりました。昨今、学園の進学実績が伸長しており、マスコミにも注目されはじめその流れを絶やしてはならぬと誰よりも責任を感じておられました。上のブログにもその気持ちが表れています。私とは昨年今年と2度、センター試験前に北野天満宮に合格祈願にお参りしました。少しでもお願いが届くように早朝一番に、だれよりも神前に進み、祈願されるすごい先生でした。
高橋先生に学外の教育機関を紹介したことがあります。いろいろな学校と関係を持たれているところですが高橋先生とすぐに意気投合され話がどんどん進みました。高橋先生は話が前向きで対応が早く、経過をきちっとフォローされるからだと思います。このような例は他にもたくさんあるのです。
高橋先生は大変懐の深く広い方でした。迎合するでなくいつの間にか相手を取りこんでしまうそんな方であったように思います。学園は将来を担ってくれる惜しい人材を失いました。高橋先生にやってほしいことはたくさんありました。高橋先生のご遺志をつないでいくことが我々残されたものの責任であると思っています。
(2021.6.22)