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常務理事便り
2021年12月17日
「鳥井理事長 大商会頭に就任(内定)」
今朝(12月16日)は登校する生徒がいつもよりかなり少ない人数でした。というのも中高では研修旅行や修学旅行が今日から集中するためです。例年なら春から夏にかけて実施するのですがコロナで重なる延期となりこの時期となりました。何としても行きたい行かせたいという生徒や先生方の熱意の結果です。今年から旅程も生徒自身が合議の上決めていくという方法が採用されこれも素晴らしいことだと思います。
それにしても生徒の数が少ないというのはさみしい風景となります。子供たちの元気な姿あってこその学園ということをつくづく感じます。
さて昨日のニュースで大阪商工会議所の次期会頭に本学園理事長でもあるサントリーの鳥井信吾氏が内定したとの報道がありました。学園としても大変うれしいことです。理事長は2025年開催の関西万博のかじ取りを事実上担われることになりますが記者会見で「万博はコロナで痛んだ関西経済が浮揚する大きなきっかけになる。コロナ後の世界を未来社会提示する機会として取り組みたい」と語られました。
さらに将来を担う若い世代に対して「あんまり元気がいいとは思っていない」と危機感を語り「若い人が活力を取り戻しコロナ後の日本を作っていくことをバックアップしたい」と続けました。今必要なのは理事長のお話の通り困難に立ち向かう日本国民全体の元気さだと思います。
雲雀丘学園にも同様の事が言えます、コロナは収束したとは言えませんがコロナ対策はそれなりに安定してきたと言えます。わたくしたちはコロナ前と同じことをしているわけにはまいりません。必要なのは厳しい環境に打ち勝っていく元気な子供達を育てることだと思います。「先生の言うことをよく聞くいい子ばかり」ではこれからの世の中で生きて行くことができないのです。今までのやり方をすべてひっくり返すぐらいの勇気を持って取り組まないと改革はできません。保護者の理解も必要となってきます。短期的には「生徒数を減らしてでも挑戦する」ぐらいの覚悟が必要だと思います。
鳥井理事長には長年の関西財界活動で培われた豊かな人脈、文系理系を包含した確かな洞察力、圧倒的な読書量と歴史観、加えて持ち前の「やってみなはれ精神」をフル動員されて来る万博を成功させ、関西経済を元気にし日本、いや世界をリードしていただきたいと願っています。
(2021.12.16)