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常務理事便り
2022年01月07日
「向かい風に飛翔しよう」
～雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝～
今年の新年は新型コロナの感染者数が全国的に急拡大しそうな心配の中で迎えました。特に増加の著しい沖縄広島山口には明日にもまん延防止等重点措置が適用されるとの観測が出されています。学園はこれから受験のシーズンを迎え最も大切な時期となります。みんなで力を合わせこの難局を見事乗りきっていきたいと思います。
さて正月は、例年なら箱根駅伝の観戦に出かけるのですが今年はテレビ桟敷となりました。ゲームは青山学院大学が2位以下を寄せ付けず圧勝しました。勝利直後のインタビューで青山学院の原監督は勝因を問われると即座に「自律です」と答えていました。「練習して反省して計画を立てる。また練習して反省して計画を立てる」これを一人ひとりが自らの意志で繰り返し実戦形式でこなして行く。これが、往路、復路、総合のどれも勝ち得たのです。
やらされた練習では力は付きません。自らやらねばと自覚した時はじめて力が身についてきます。理屈では分かっていても実践できないもの。これをやり遂げた原監督の選手への指導力、掌握術には敬服せざるを得ません。「やってみせ言って聞かせてさせてみせ褒めてやらねば人は動かじ」、これは山本五十六の名言ですが少し共通するところがあるように思います。要はどう動かすか、その気にさせるかの1点にかかっているといっても過言ではありません
3/24竣工の「道しるべ」3羽の雲雀がまさに飛翔せんとす
逆風に立ち向かう、この姿は学園の「やってみなはれ精神」にもぴったりです。
（2022.1.7）