学園ブログ

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常務理事便り

2022年01月20日

「中学入試、共通テストを終えて」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という言葉がありますが講堂横の梅の木が剪定されています。学園で一番はじめに春を告げる白梅です。小学校2年生が育てるチューリップの芽が顔を出しました。新入生が入学してくる頃正面玄関の入り口はこのチューリップがずらっと並びます。

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剪定終えた白梅
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新入生を待つチューリップ

雲雀丘学園中学校の入学試験が無事終了したことを大変嬉しく思います。今年は感染者が急増する中、雲雀丘学園では過去最高の1066名の受験生を1月15日16日の2日間、3回にわたりお受けしましたが、事故といえばコロナ関連では2名の受験生に安全を期して後日の予備受験日に回っていただいたことぐらいでした。休校措置をとられた学校もある中で入学試験が事故なく実施できたのはひとえに受験生の皆さん保護者の皆さんのご協力の賜物です。心からお礼を申し上げます。さて受験倍率が6.66倍となり、無念にも不合格になられた小学校6年生の皆様には大変申し訳なく思っております。どうか気落ちされることのないよう、次のチャンスには実力を発揮していただき見事合格されることをお祈りしております。

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すっかり葉を落としたメタセコイヤ
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仕上げ作業に入った道しるべ

中学受験と同じ日になりますが大学入学共通テストが行われました。初日の15日にはコロナ感染対策で緊張を強いられる受験生に、東京大学前で受験生が刺された事件、そして未明の津波警報などが重なり受験生には心の休まらない一日となりました。そんな中、雲雀丘学園の高3生245名は全員元気に受験ができたとの報告を受け安堵しています。

先生方の意見を聞くと理数、特に数学が難しかったとのこと、雲雀丘学園生にとっては吉と出てほしいと思います。全般に読解力や思考力を問う問題が年々増えつつありますが、雲雀丘学園としても どのように対応していくかの研究が必要です。今後、共通テストの結果を踏まえ、これから続く大学の個別試験にどう備えるかが先生方の知恵の見せ所です。

ニュース速報(1月19日午後3時)で兵庫県のコロナ感染者数が2500人、東京は7300人と発表されました。驚くような増加数です。私たちには「正しく恐れること」が求められます。急激な伸びの背景にはウィルスの弱毒化というのも考えられます。異常事態には基本原則に立ち戻ることが鉄則。大切な子供たちを預かる学園として、感染対策の基本を一人ひとりが丁寧に確実に実行すること、これが最高の対策だと思います。

(2022.1.19)