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常務理事便り
2022年03月22日
「社会で生き抜く力を」
2年目を迎えた 産経新聞の出前授業が 17日 最終日を迎えました。 今回も 授業の始まりは 産経新聞社の 田井東部長と 私の「白熱討論」から始まりました。 テーマは 前日深夜に発生した 地震や ロシアの ウクライナ侵攻など。 続いて 学年末考査「 社会総合」で 出題された 問題を元に 歴代総理の エピソードや裏話を 二人が披露しました。 4 クラス 2時限の授業は 瞬く間に過ぎ 授業の最後には 学園から 出前授業を一年間受けたことをたたえる 修了証が 贈られました。
田井東部長との白熱討論
修了証
この 2年間では 通算21回の 授業が 開催され 350人に 修了証が 贈られました。私たちが目指した授業は 準備された教科書にそって 行うのではなく その日のニュースを題材に その日に生徒たちと 自由な議論を戦わせることでした。 そして 自らの考えを 積極的に披露することを目指しました。
出前授業を取り上げた産経新聞の記事
実社会では 毎日の 出来事が予定されたものではありません。 また 答えが用意されているものでもありません。 日々の出来事に どう対応するかが生きて行くということなのです。 また 国際化が進む中で 黙っていては負けてしまうのです。 主張しなければ 存在がないのと同じことになります。「 社会総合」ではまさに 「社会を生き抜く力をつけよう」と出前授業に取り組みました。
この2年間を振り返り 私たちは 生徒たちは 確実に 進歩している。例えば 事象の裏側 を読み解く力、複数の新聞の主張の違い、 時間の経過による見方の変化、 異なる意見を理解しようとする受容性が レベルアップしたと評価をしています。
白熱授業、起業体験、建設現場見学の3点が評価されました
うれしいことに この 授業の取り組みが今年度のキャリア教育優良学校として文部科学大臣賞を いただくことになりました。
ロシアによるウクライナ侵攻は 世界の 政治経済体制 防衛問題 エネルギー問題 を根本的に 変えようとしています。 過去の事象を 振り返り 暗記しているようでは時代錯誤に陥ります。 時代は変わったのです。 新時代に応じた 新しい対応が必要になります。 生徒に求められるのは、ウクライナ問題は 決して対岸の火事ではなく 、自らの問題としてどう対応するか考え 主張し 必要ならばどう行動起こすか そのような時代になったとわたくしは思います。 学習は そうした意味で 生き生きとした実践的 なものであってほしいと思います
(2022.3.19)