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常務理事便り
2022年05月16日
Vol 7 中高体育大会 3年ぶりに開催
～雲雀丘学園常務理事 成地 勉～
昨日、中高体育大会が短縮版ではありますが、午前高校、午後中学というスケジュールで実施されました。先週は雨が続き、順延し、最終、中高体育大会を一日で行うことで開催ができました。来週からは中間試験が始まりますので、何とかこの時期にやり切ろうという、先生方の決断が功を奏しました。当日は曇天でしたが、ぬかるんだ運動場も早朝6時より準備いただいた先生方の作業により、ほぼ支障なく使用でき、生徒の声援やパフォーマンスで賑わいました。保護者もご家庭1名と制限させていただきましたが、中学で80％、高校でも約60％の保護者の皆様がお見えになり観覧いただくことができました。日曜日開催ということで、また3年ぶりの学校行事ということでお出かけいただいた保護者の皆さんが多かったようです。何しろ3年ぶりですのでほとんどの中高生徒は体育大会を経験していません。行進やパフォーマンスの出来具合はどうかな、と少し心配しておりましたが、みんな立派にやり遂げてくれました。
高校体育大会の様子
中学体育大会の様子
時間的には短いものでしたが、各クラスのまとまりや仲間意識は準備や予行などを通して大きく前進したのではないかと思われました。体育大会や修学旅行といった行事は日本独特の教育活動です。グループワークを通して、非認知能力や精神的な成長を促していく仕組みはほかの国にはあまりありません。
集団としての協調、チームワークによる目標達成・パフォーマンス力向上、コミュニケーション力、切磋琢磨の要素、リーダーシップなど、社会において必要とされる多くの要素を体験し、学んでいきます。子どもたちはわずかな間に成長します。体育大会後の成長の姿を見ていきたいと思います。また、小学校は無事に修学旅行から帰ってきました。当初心配した大雨に晒されることもなく、また、大きなトラブルもなく帰ってきました。修学旅行も3年ぶりのフルパッケージでしたので、先生方は入念にシミュレーションし、周到な準備の下、引率してくれました。子どもたちにどこが楽しかったと聞きますとそれぞれに錦帯橋、宮島、宮島のお買い物、秋芳洞など訪問した場所やコトについて笑顔で話してくれました。たくさんの楽しい思い出を作ってくれたようです。卒業までに様々な行事がありますが、座学の中の学びだけでは十分とはいえない人的成長を育んでくれるこうした行事は学園でも最も大切にしているコトでもあります。
各校種で3年ぶりに楽しい思い出ができたことをともに喜びたいと思います。