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常務理事便り
2023年03月22日
Vol 53 さくら満開、侍ジャパンも満開!!
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
今日は朝からとても暖かく、学園正面の枝垂れ桜が早くも満開になりました。メジロが花の蜜を啄むので、ガクごと、5弁の花びらのまま落花しています。枝垂れ桜の前には5弁の花びらが散りばめられています。明日は中学の終了式(卒業式)ですが、桜満開で迎える事になりそうです。天気がもってほしいものです。
満開と言えば、WBCの決勝戦が先ほど終わりました。死闘、熱闘と言ってもよい内容ある投手戦、素晴らしい両チームの激闘に拍手を送りたいと思います。
もちろん、侍ジャパンの優勝は心から喜びたいと思います。一流選手の中の一流選手たちが国内でのチームの枠を超えて一緒に戦い、国内のペナントレース以上に心を一つにして勝ち抜いてくれました。様々なドラマがここ数日間で展開され、多くの感動を与えてくれました。魂を揺さぶられた方も多かったのではないでしょうか。スポーツの国際大会は日本、日本人というアイデンティティーを呼び覚ましてくれます。日本に勝ってほしい、日本頑張れ!と多くの方が思われたことでしょう。本当に感動に値する素晴らしい戦いぶりでした。
それとともに、印象に残ったのはUSAチームの真剣な戦いぶりでした。USAは間もなくリーグが開幕するため、日本ほどの超一流選手が軒並み参加したわけではないと聞いています。しかし、敗れた瞬間のベンチの落胆と沈んだ重い空気は、如何にUSAが真剣に戦っていたかを示す証左でしょう。9回表、先頭打者がフォアボールで出塁した際に見せたガッツポーズ、雄叫びは、必死で勝ちにいく真剣さの表れそのものでした。限られた手勢の中でもそれをすべてとして、全力で戦う姿はUSAも日本と全く同じでした。勝負は勝ちもあれば負けもあります。まさに、紙一重、どちらに運が傾くかで決まるような差でしかありません。立派な勝者は立派な敗者無くしては成り立ちません。ですから、勝者は敗者をたたえてこそ、真の勝者となります。日本チームがUSAチームにどのような敬意を払ったかも興味あるところです。