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常務理事便り
2023年05月31日
Vol 12 代かきと田植え
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
今週、早くも梅雨に入りました。ひばりの里の田んぼの代掻き、田植えが迫っていたので雨が降らないことを祈っていましたが、奇跡的に5月29日、31日は雨が上がり、2年生は代掻き、3年生は田植えを行うことができました。
2年生は初めて田んぼに入る子どもたちがほとんどでしたが、全員、臆することなく代掻きに挑戦することができました。それどころか、泥遊びに興じる児童が続出し、まさに泥んこになって代掻きを楽しんでくれました。子どもらしい、はじけた行動や笑顔がとても印象的でした。保護者の皆さんは洗濯が大変だったと思いますが、その笑顔に免じてお許しください。
泥んこで代掻き中
代掻き後のきれいな田んぼ
みんな並んで田植えをしました
そして今日は3年生による田植えが行われました。事前学習をしっかりやり、多くの保護者ボランティアの皆様にお手伝いいただけたので、スムーズに田植えを終えることができました。子どもたちは「足が抜けない!」と泥の粘りや重さを感じながら、3筋に2本ずつの苗を植えました。歓声を上げて田んぼに入る子どもたちの姿は本当にほほえましいものでした。この経験は秋の収穫と合わせて、きっと良き思い出なると思います。田んぼや里山の自然の持続可能性については言をまちません。そうした日本の伝統的な生活基盤や食文化の一端に触れられたことは、この田んぼや池の自然観察と相まって、将来きっと大きな意味を持つと思います。幼年時の自然体験の豊かさは非認知能力を育て、自己肯定感を高めると言われています。ひばっり子にはたくさんの自然体験をしてもらいたいと思います。