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常務理事便り
2023年11月20日
Vol 35 4年ぶりに開催 音楽発表会
～雲雀丘学園常務理事 成地 勉～
小学校の音楽発表会が開催されました。保護者の皆さんにご覧いただくのは4年ぶりです。5年生と2年生がそれぞれに楽器演奏と合唱を行い、最後に2年生、5年生が一緒になって創立70周年時に作ったエンカレッジソング「はばたけ キミとボク」を合唱しました。
私の執務室のすぐ階上に音楽室があるので、ここ1か月ほど、練習時の楽器の音がずっと響いていました。児童が力を合わせて発表に備えて頑張っている様子を、音を通じて感じられる日々でした。2年生も5年生もとても立派な演奏、合唱で感動しました。保護者の皆さんもたくさんお見えになりましたが、終了後、ホールを出られるお顔を拝見しておりますと、満足されている様子がうかがえました。
2年生と5年生では話し方、楽器の種類、歌唱方法などすべてにおいてレベルが違います。ある意味でビフォー＆アフターのようで、2年生のまだ幼い子たちも数年で5年生のように成長するのだと思うと小学校時代の成長速度の速さには目を見張ってしまいます。
ことほど左様に、子供はあっという間に大人になってしまいます。子ども時代、少年少女時代は一瞬です。親と子の関係でいえば一瞬で過ぎ去る子供の時代は一日一日が親子にとって、とても大切な時間であり、「良い時間」を過ごしてほしいと心から願います。
一方で、逆説的になりますが長い人生から俯瞰すると、一瞬で過ぎ去るこの短い少年少女時代の出来事や不安やうまくいかないことに一喜一憂する必要はないのです。そうしたことは必ず、人生という学びの場においては貴重なストックとなるはずです。子どもたちにはどんなことがあっても大丈夫と自信をもって、おおらかにそしてたくましく生きてほしい、育ってほしいと願っています。