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常務理事便り
2024年06月17日
Vol 13 初 ひばりday
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
先週の土曜日、小学校は従来、補講を行う日でしたが、今年からは「ひばりday」と名付けて、小学校に通う児童が自主的、積極的に「何かをする日」としました。補講は時間割を調整し、別の時間帯で実施できるようにしてくれました。
私学は様々なニーズに応えることで他との差別化を図り、かつ優位性を確保しなければ存続していくことが難しい時代です。少子化の波が簡単には収まらないことは容易に想像できますから、生き残りは尚更、大変です。
学園は児童に対して、優秀な教員、整った設備、選りすぐった教材など、学習に関する優れたコンテンツを提供していくことは当然ですが、人の成長は学習だけではありません。学業成績だけが人の成長の表れでは決してありません。学習では得られない「何か」をこの日にやってみよう、という試みがひばりdayを設けた理由です。学校は勉強だけではない様々なことを学ぶ場であってほしい、わくわくする場であってほしい、人と交わり、心を豊かにする場所であってほしいといった教員団の狙いを実現する日がひばりdayなのです。
初のひばりdayの企画は「学校かくれんぼ」。みんなで校内に隠れた先生たちを探そうという企画を考えてくれました。事前のプレビュー動画が面白かったこともあり、参加児童は総勢約500名、保護者の参加者が約200名という大規模なものになりましたが、事前準備に怠りなく、学年ごとに3回に分けて実施されました。子どもたちは先生探しに大興奮、校内をくまなく走り回り(走ってはダメと伝えたのですが・・)大いに楽しんでいました。保護者の皆様からも「私学ならではの企画で素晴らしい」、「先生方が本当に子どもたちのことを考えて企画してくれた」等お褒めの言葉をいただきました。
わくわくする学校に成長することが、子どもたちの豊かな成長にもつながるに違いありません。児童のキラキラした楽しげな表情や親子の談笑を見ていると、ひばりdayが子どもたちの成長の大きな柱になる予感がしました。