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常務理事便り
2024年07月19日
Vol 18 いよいよ夏休み
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
本日から学園はすべての校種で夏休みに入ります。
幼稚園は2園とも本日はデイキャンプ、小学校は授業修め、中高は終業式となります。
毎年、同じことを書くので恐縮ですが、夏休みは長いようで、人によっては意外と短くもあります。即ち、その時に何をするかで期間の感覚は変わってきますし、年次によっても捉え方は変わってくるでしょう。経験から言えば、打ち込めるものがあるときは短く感じます。しかし、そうしたものがない時は、同じ期間も長く感じるのではないでしょうか。
終業式後、間近に全国コンクールを控えたギタマン部
の演奏会がありました
一方、まだ少し余裕のある学年や小学校の皆さんには、夏休みにしかできないことを存分にやってほしいと思います。今日以降、中高ではアイルランド、カナダ、オーストラリアでの語学研修が開始されます。また、小学校ではニュージーランドでのホームステイの旅が行われます。語学の習得が大きな目的ではありますが、異文化体験によって世界への視野を広げることも大きな目的です。実際、こうした海外での研修を経て、海外の大学へ進学し、立派に成長された卒業生もいらっしゃいます。
もちろん、海外留学だけではありません。クラブ活動においても試合、競技、コンテストなどが多く開催されますから、部員一丸となって取り組んでほしいと思います。目標をもって取り組むことで得ることはたくさんあります。素晴らしい結果だけではなく、所謂、五徳と言われている「仁義礼智信」など、人として備えてほしい要素も培われていくに違いありません。
小学生や園児の皆さんにはとにかく、いろいろな体験、経験をしてほしいものです。仄聞するところによれば、夏休みは大学受験並みのすし詰めのスケジュールで塾通いをする児童も多いとか。自然体験や田舎の祖父母宅への一人旅(とはいっても、実際は電車に乗せてもらって、目的地には迎えに来てもらう)、友達同士での宿泊等、少し余裕のある時期にしかできないことを是非、やらせてあげてほしいと思います。一人ですることができたということは、なによりも自己肯定感を高め、将来の生きる土台に繋がります。
長い夏休みが、あっという間に過ぎてしまった、と思えるような短い夏休みになることを
期待しています。