学園ブログ

学園ブログ

常務理事便り

2024年07月19日

Vol 18 いよいよ夏休み

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

20220401.jpg
 本日から学園はすべての校種で夏休みに入ります。
幼稚園は2園とも本日は宿泊行事、小学校は授業修め、中高は終業式となります。
毎年、同じことを書くので恐縮ですが、夏休みは長いようで、人によっては意外と短くもあります。即ち、その時に何をするかで期間の感覚は変わってきますし、年次によっても捉え方は変わってくるでしょう。経験から言えば、打ち込めるものがあるときは短く感じます。しかし、そうしたものがない時は、同じ期間も長く感じるのではないでしょうか。

20240719-1.jpg
終業式後、間近に全国コンクールを控えたギタマン部
の演奏会がありました
 受験を控えた高三生にとっては短い夏休みとなることでしょう。勿論、お盆前までは特別講習もありますから、夏休みとは言っても休みを感じられない夏休みになるかもしれません。人生には何回か、とことん自分を追い詰めてでもやらねばならない時もありますから、人によってはそんな期間になるかもしれません。大学受験のためだけではなく、目の前の試練に果敢に挑む心を養うためにも力を尽くしてほしいと思います。
 一方、まだ少し余裕のある学年や小学校の皆さんには、夏休みにしかできないことを存分にやってほしいと思います。今日以降、中高ではアイルランド、カナダ、オーストラリアでの語学研修が開始されます。また、小学校ではニュージーランドでのホームステイの旅が行われます。語学の習得が大きな目的ではありますが、異文化体験によって世界への視野を広げることも大きな目的です。実際、こうした海外での研修を経て、海外の大学へ進学し、立派に成長された卒業生もいらっしゃいます。
 もちろん、海外留学だけではありません。クラブ活動においても試合、競技、コンテストなどが多く開催されますから、部員一丸となって取り組んでほしいと思います。目標をもって取り組むことで得ることはたくさんあります。素晴らしい結果だけではなく、所謂、五徳と言われている「仁義礼智信」など、人として備えてほしい要素も培われていくに違いありません。
 小学生や園児の皆さんにはとにかく、いろいろな体験、経験をしてほしいものです。仄聞するところによれば、夏休みは大学受験並みのすし詰めのスケジュールで塾通いをする児童も多いとか。自然体験や田舎の祖父母宅への一人旅(とはいっても、実施は電車に乗せてもらって、目的地には迎えに来てもらう)、友達同士での宿泊等、少し余裕のある時期にしかできないことを是非、やらせてあげてほしいと思います。一人ですることができたということは、なによりも自己肯定感を高め、将来の生きる土台に繋がります。
 長い夏休みが、あっという間に過ぎてしまった、と思えるような短い夏休みになることを
期待しています。