学園ブログ
- ホーム
- 常務理事便り
常務理事便り
2024年12月27日
Vol40 今年は如何でしたか?
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
今年は日巡りの関係で学園も本日で2024年の業務を終了します。本年もブログを読んでくださりありがとうございました。
さて、皆様にとりまして今年はどんな年だったでしょうか?すばらしかったと思う方、全然でしたと悔いる方、あまり感慨のない方、きっと、千差万別な振り返りがあることでしょう。生徒、児童の皆さんにもそれぞれの2024年があるに違いありません。短時間でも良いので、是非、「自省の時」を持ってほしいと思います。うまくいったのは周りの方のおかげ、うまく行かなかったのは自分のせいと言える人間になって欲しいと思います。特に不調の時は「すべての事象の源は我にあり」と考えることが成長の第一歩ではないかと思っています。今時は残念ながら、自分が不調なのはあの人のせい、誰々が邪魔をするから、などと人のせいにする方が多いように思えてなりません。自ら成長のチャンスを投げてしまっているのではないでしょうか?
成功の源は自己にありますが、かといって周りの方の協力がなかったら成功は覚束ないといっても過言ではないはずです。それは成功者ほど知っています。私事ですが今年、5月に難関の剣道八段審査に合格しました。合格する力をつけたのは私だったかも知れませんが、そこに至るまで、なんと数多くの先生、先輩方、剣友に稽古をいただき、ヒントをもらい、アドバイスをいただいたことでしょうか。それらの支援がなければとても無理だったと断言できます。成功はおかげさま、失敗は己のせいと考えていける謙虚さが、人を作っていくのではないでしょうか?
この考え方は西洋的な個人主義の信奉者からするとあまりに謙遜的、儒教的、と考えられるかも知れませんが、個人主義的主張がすべて正しい訳ではありません。むしろ、SNS で見られるような「言った者勝ち」といった風潮が幅を効かし始めた昨今は、なおさら、冷静な謙虚さが必要です。そうしたことを考えながら送る年の瀬は必ず、新しい年に幸運や僥倖を呼び込んでくれるはずです。皆様に健やかなる新年が訪れることを祈念いたします。