学園ブログ

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常務理事便り

2025年01月07日

Vol41 日々新たに!!

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 明けましておめでとうございます。
 穏やかな三が日となりましたが、皆様におかれましては健やかなお正月を迎えられたのではないでしょうか。
 ただし、受験生は1/18、19の共通テストが終了しないと、お正月気分には浸れないと思います。最後の追い込み時期ですので、悔いが残らぬように過ごしてほしいと思います。
 今年は干支で言うと乙巳(きのとみ)の年、成長が見込まれ、今までの努力が結実することが期待される年と言われています。受験生にとっては励まされる言葉です。自分を信じて最後まで頑張ってほしいと思います。

 昨日、本校剣道部の初稽古会、書初め会がありましたので早速参加してきました。
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書初めには様々な言葉が揮毫(きごう)されました。
「堅忍不抜」「守破離」「明鏡止水」「金剛心」「佳境」「繋」「先取」「真剣」などの言葉が並びました。新しい歳を迎えるにあたっての生徒たちの前向きな意気込みが感じられる言葉で、大変うれしく思いました。年初のこの前向きな気持ちを忘れることなく、文武に当たってもらえるものと期待しています。
 私は「日々新也」(出典:大学-礼記「苟日新、日々新、又日新」苟(まことに)日に新たに、日々新たにして、又日に新たなり)と心を込めて揮毫しました。
この言葉は一般的には、「日々向上し続けること」、つまり現状に満足するのではなく、絶えず向上を目指すこと、と解されています。勿論、この本意が最も大切です。なぜなら、現状満足、成功体験の継続は、新たな価値が続々と生み出される現代においては退歩に直結し、いわゆる「ゆでガエル状態(変化に気づかず手遅れになる状態)」を招くからです。
 私はそうした本意に加えて、「日々、新しい気持ちで迎えよう!」というエールの意味合いを付け加えたいと思います。今日は成功もあれば、失敗もあった。また、楽しいこともあればつらいこともあっただろう。でも、新しい朝を迎えた時にはそれらすべてを白紙に戻して、無垢な新しい気持ちで次の一日に臨もう!良きにつけ、悪しきにつけ過去を引きずるのではなく、「これから」を自分にとって価値ある時にしていこう!という意味を込めました。気持ちの持ち方一つで、見えてくる世界はきっと変わるはずです。
生徒児童の皆さん、明日はいつも白紙で君たちを待っていますよ!!