「大晦日」にあたって
きょうは大晦日、2012年最後の日です。2012年は第3ステージの展望を切り拓く、としてスタートした年でもあります。
高校改革からスタートし、翌年中学改革として進めてきた学校改革も軌道に乗り、進学実績の向上を始め環境教育の充実やクラブ活動の活発化とともに実績向上など成果が出てきました。また、経済不況や少子化の中で私学経営が厳しい中、多くの入学者を迎えることもできてきました。
その中で、単なる知識の習得に終わらせず、「本物の学び」の追求を掲げ、「学び」の楽しさやおもしろさを体感する中で学習に対するモチベーションをアップさせる取り組みに力を入れてきました。「分からないことが分かるようになること」、「出来なかったことが出来るようになること」、この体験が何より学習に対する意欲を喚起することになると考えているからです。今年から本格的にスタートした大学や研究機関と連携した「学びの場」も生徒が意欲的に参加してくれました。
「学び」に大きく関係する教員の指導スキルや授業研究にも力を入れてきました。日常の生徒の学習スタイルも「予習」に重点をおいた家庭学習を提起してきました。その結果、「予習」に力を入れて取り組む生徒が、6学年ある中で5つの学年で1学期より2学期の方が増えているというアンケート結果も出ました。
今年を振り返ってみると、まだまだわずかな成果ですが一歩前進したことは間違いないと考えています。年が明けるとすぐに三学期です。大学入試や中学・高校入試と続きますが、今年度の課題を総仕上げする学期として頑張っていきたいと考えています。