環境大使 黒豆植え付け
6月10日(日)、環境大使と保護者の方、担当教員で丹波篠山へ黒豆の植え付け体験に行ってきました。この黒豆畑作体験では、いつも辻生産組合の青野様に大変お世話になっています。
まず青野さんから黒豆のお話をしていただきました。「丹波篠山黒大豆」のブランドについて、TPP:環太平洋戦略的経済連携協定について、日本の農業がいかに周辺環境に根差してるかなどのお話を聞き、また、ちょうど大使たちが来る前日にイノシシにジャガイモを食べられてしまった様子などを見ながら獣害の話も伺うことができました。特に篠山黒大豆のブランドのお話では、いかに青野さんたち篠山の農家の方々が黒豆に誇りを持ち、大切にされているかが伝わり、その作業の一つを体験させていただくことに身の引き締まる思いでした。また、獣害被害ランキングで兵庫県が5位!ということを伺い、大切に育てた農作物が被害に合うことの大変さを想像しました。いつも体験だけでなく、青野さんには農業に根差した様々なくらしとの関わりを聞かせていただいています。今回も良い学習の機会となりました。
さぁ、いよいよ植え付けの始まりです!昨年は黒豆の苗を植える作業をしましたが、今年は豆を直まきする体験をさせていただくことになっています。まずは植え付けマシーン「ごんべえ」の登場です!この名前、なぜかあらゆる種まきマシーンにはみんなこのネーミングがつかわれているそうです(笑)
早速「ごんべえ」のしくみを教えていただき、引っ張る人とおす人に分かれて豆を植えていきます。残りのメンバーは豆を手植えします。豆を植えるには方向があり、黒豆をよーくみるとへそのような部分があるのですが、これを下にして植え付けをします。1cmくらいのあなを45cm間隔で空けて、ひとつひとつ・・丁寧に植えていきました。
豆:病気予防薬塗布済み こちらがごんべえ
説明を聞く大使達 ごんべえで豆まき開始
植え付けが完了したら、畑全体に手ぐすをひきます。鳥は羽が引っかかりそうなものを怖がる習性があるので、こうすることで、鳥が植え付けた豆を掘って食べてしまうことを防ぐことができるそうです。豆の植え付け後はじゃがいも・たまねぎ・スナップエンドウの収穫体験もさせていただきました。ごろごろでてくるじゃがいもに大歓声でした!
作業に集中したのでおなかもペコペコになりました。昼食休憩をとって、森林浴を楽しみ、作業の再スタートです☆午後からは畑整備のため、畑沿いの下草狩りをしました。この作業は昨年から継続して行っているので、大使経験者たちは手慣れた様子で作業をサクサクとこなすことが出来ました。
下草を刈って、吹き抜ける風を感じ、気持ちのいい一日が終了。
生徒達は大変だった・・でも、達成感は十分!という表情でした。
下草狩り ひっぱれ~! 山盛り刈りました☆
最後は青野さんの奥様手作りの!おいしいショートケーキをみんなでほおばって、お腹も満たして帰りました。ご参加いただいた保護者の方、いつも温かく大使活動を支援して下さる青野様、ありがとうございました。次回は来週16日です。豆が芽吹いている様子をみることができるでしょう。みんな、自分のまいた豆の畝を覚えて帰りましたが・・どうかな?担当の場所だけジグザグに生えてるなんてことがありませんように・・。
両手いっぱいの・・・ 収穫したじゃがいも☆
カエルも片手に☆ スイカズラが咲いてたよ
ケーキをいただきました お疲れ様でした☆
以下、大使たちの感想抜粋です
・村を囲うように電気柵がしてあったが、どんな対策をしてもイノシシや鹿が入り、豆などを食べてしまう動物の力はすごいと思いました。
・青野さんがいろいろして下さったが、自分から手伝いをさせていただくことができなかったので、自分からなんでもやらなければと思った。
・黒豆の種を穴が開いているところに下にして植えるのが難しかった。じゃがいもはたくさんとれた!持てないくらいとれた。木の伐採では先輩が切った木や草を何回も運んで、大変だったけど最後はとてもきれいになった。
・環境大使の仕事は初めてで大変だったけど、これから芽が出て実が出来ることを考えるととても楽しみになって楽しかった。
・黒豆を植える時は土が固まってかけるのがむずかしかったけど、楽しかったし、植えている時も楽しかった。木を切った時、初めは木が横からもモサモサとでていたけど終わったら綺麗になって、がんばってよかったなと思った。じゃがいもはたくさんあって楽しかったです。
・前回より下草が生えていて、じゃがいももたくさんになっていた。
・かなりの重労働だったが綺麗にできて良かった。
・思っていたより楽しかった。特に下草狩りはやりがいがあって面白かった。
・カエルがたくさんいた。下草狩りは大変だったけど切り終わった時達成感があった。
・もう少し丁寧に豆を植えたらよかった。
・農業はやっぱり大変だと思った。黒豆も木の伐採も大変で、今農業をしている人が60代くらいの人なので私も手伝うことがあればしたいと思った。
・言葉遣いと感謝の気持ちを大切にしたいと思った。
・腕が痛いし疲れた。長袖を持っていこうと思った。
・水が冷たかった。予想以上に刈る時に草が多くてびっくりした。手ぐすをはるのが大変だった。
・手際が悪かったので次回はがんばりたい。
・黒豆は去年から何回か参加しているが、それでも疲れた。農家の人はこれをおそらく毎日やっているのたろうから感心する。これからも手伝えることがあるなら手伝いたい。
・環境大使でも先輩になったのだからしっかり行動したい。
・たくさん動いてとても疲れたがやりがいがあった
・環境大使活動は団体の活動なので自分の行動に気を付けたい。
・去年も参加したが、やはり大変だった。いつもはスーパーで買うだけだが、自分でやってみると改めて食べ物を大切にしないといけないと思った。
・草木の整備はこまめにやらないとすごく手間がかかってしまう。でも、作業中に色々な鳥の鳴き声を聞くことが出来て良かった。他の学年の人たちとも交流できていい機会になった。
・青野さんのご協力があってこそできるので、当たり前だが感謝の気持ちを忘れないでいたい。