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常務理事便り
2017年08月30日
英語とプログラミングを柱に
昨日、学園の中期経営計画会議が開催されました。これは毎年夏休みの終わりごろに学園の管理者が集まり、学園を中期の観点からどのように運営していくかを議論する会議です。幼小中高の園長、校長がそれぞれの校種をどうしていくかを発表します。それについてみんなが意見を戦わせます。生徒数の減少など教育環境が厳しい中、1日をかけて真剣な議論が交わされました。
まず最初、私が学園長として学園全体としてどう取り組んでいくかを話しました。「関西を代表する一流の学園」を実現するため次の3点に注力するとしました。「英語教育」「プログラミング教育」「人間性教育」です。
「英語教育」については会話力を重視し、楽しく学べるものにしたいと思います。文科省の次期指導要領で小学校は2020年度から5・6年生が「英語の教科化」、3.4年生は「外国語活動」が始まりますが学園小学校では、一歩先に進んで来年4月から「全学年でネイティブ教員による週2時間以上の英語教育」を実現します。またこれとは別に課外の英語教育(GKS)として、幼稚園の年中・年長、小学校の1・2年を対象に少人数でやはりネイティブ教員の英語教室を設け、英語教育の一層の充実を図ります。保護者の皆様には新しい授業の様子をぜひご覧になっていただきたいと思います。
次にプログラミング教育についてです。2020年度から小学校で「プログラミング教育」が必修化されることもあり、プログラミング教室が人気を呼んでいます。雲雀丘学園小学校でも昨年12月、スポットで4年生を対象にプログラミング教室を開催しましたが140名の学年で80名の受講がありました。大変な人気です。こうしたことをうけ、学園小学校では来年度から課外ですがプログラミング教育を開始することに決めました。他校に先駆けいち早い対応です。学園内にプログラミング教育のための専用教室(ラボ)を設置しそこで講座を毎日開催します。そして意欲のある生徒にはそのラボで自由にいつでも勉強できる環境を作ります。この秋、10月から順次、スポットで幼稚園の年長から中学1年生を対象にプログラミング教室を開催し、来春の本格導入に備えます。「プログラミングといえば雲雀丘」を実現し、生徒の成長や、社会の要請にもこたえていきたいと思います。
最後の「人間性教育」は、「英語教育」にしろ「プログラミング教育」にしろ最終目標は人間力を高めるためにあるということです。社会に貢献し立派に生きていける児童生徒づくりに学園を挙げ取り組んでいきたいと思います。(2017.8.30)