なるほど
今回は,慶応義塾大学総合政策学部専任講師兼政策・メディア研究科委員 井庭崇先生をお迎えし,今取り組んでおられる研究事例をお話ししていただきました。
1限目は,DREAM COMES TRUEや槇原敬之,スガシカオの曲等々,歌詞を目で追いながら実際のJ-POPを聴き,ヒット曲の生まれる要因について具体的に説明を加え,どこにその魅力が潜んでいるのかを解明していきました。
それを受けて,2限目では情報処理学会MPS研究会で発表された「書籍販売市場における上位タイトルの売上分析」について,高校生向けに,具体的な事例をイメージしながら,丁寧に解説されました(具体的な内容については,http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/sb.cgi?page=1 にあります。結構面白いです)。最後に,共に協力して仕上げていった学生諸君とその足跡を,レミオロメンの「3月9日」の曲を聴きながら見て,学生諸君の研究に取り組む姿勢と井庭研のチームワークの良さがじんわり伝わってきました。
今回の講義は,新しいビジネスモデルとして話題になっているので,中には既に知っていた生徒もいたかも知れませんが,初めて聞いた生徒にはこれからを考える時のポイントが見える授業だったと思います。