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2018年01月15日

中学1年生の授業より

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 はじめまして、キャサリンです。私は、ALTとしてニュージーランドから来て、中学1年生を教えています。年末に生徒たちと取り組んだ授業について紹介します。


 まず、生徒が楽しめるクリスマスレッスンで、なおかつ、ニュージーランドのことも学べる授業を計画しました。授業は、「サンタのそりをひっぱる動物は?」「クリスマスツリーのてっぺんによく飾られるデコレーションは?」など、クリスマスに関するクイズから始まりました。そして、いわゆる「クリスマス」と、ニュージーランドのクリスマスの違いをプレゼンテーション形式で教えました。

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 その後、生徒たちを4~5人から成る10のグループに分けました。最初の5グループはカードゲームを、残りの5グループはワードサーチ(単語探し)をしました。10分後、交代しました。
 カードゲームもワードサーチも両方、授業の始めに出てきたものを使います。

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 カードゲームは、1セット24枚で、5セット作りました。1グループに1セットずつ配られ、カードは、グループ内でメンバーに分けられます。グループで1人の生徒が最初のカードを机の上に置き、カードに書かれた英語の質問を大きな声で読みます。次に、その質問に対する答えが書かれたカードを持っている生徒が、そのカードを机の上に置き、同じように次の質問を読みます。このゲームの目的は、カードを正しい順番につなげていくことです。

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 この後、全員で3つめのアクティビティー、スーパーマリオのクリスマスクイズをしました。最初のグループが1つの数字をひき、今までに学習した内容に関する質問をされます。正しく答えられると、マリオがランダムに、ポイントをくれるか、差し引くか、他のグループに何ポイントかあげるかをします。もし、正しく答えられないと、他のチームが手を挙げて質問に答えることができます。どのグループにも順番が回ってきて、フランクリン先生が黒板に得点を記入してくれました。

 このように3つのアクティビティーを通して、情報のやり取りを繰り返しているうちに、生徒たちは新しい単語やフレーズを何度も何度も練習することができます。生徒たちは、アクティビティーそのものはもちろん、グループで答えを考え出すことにも楽しんで取り組んでいました。そして、確実に身についていたので、クイズでは、それぞれのグループでたくさんのポイントを獲得することが出来ていました。
 雲雀丘学園で、このように楽しんで学習できるアクティビティー教材をもっと作っていきたいと思います。

 Hello, I’m Catherine. I’m an Assistant Language Teacher from New Zealand, teaching first-year Junior students through to first-year Senior at Hibarigaoka Gakuen. For the last classes of 2017 with the first-year Junior students I wanted to do a fun, Christmas-themed lesson, and include some New Zealand Christmas fun-facts. The lesson started off with a presentation covering various aspects of Christmas, such as ‘what animal pulls Santa’s sleigh?’ ‘what decoration usually goes on top of the tree?’ and so on. Then, I taught the students the differences between a typical Christmas and a New Zealand Christmas.

 After the presentation, we divided the class into ten groups of 4 or 5. Five of the groups were given a card game, and the other five were given a word find. After ten minutes, they switched activities.

 Both the card game and word find used questions and answers that were shown during the presentation. For the card game, I created five sets of 24 cards. The groups were each given a deck, which was then divided between the group members. One member had the starting card, which they put down on the desk, then read the English question on the card out loud. The person with the answer card then put their card down, and read the next question. The goal of the game was to create a chain of cards in the right order.

 After this, the entire class participated in the third activity; a Super Mario-themed Christmas quiz! The first group picked a number, and were asked a question about the things they had learnt previously in the lesson. If they answered correctly, Mario randomly gave them points, deducted points, or allowed the group to take points from another group. If the team didn’t answer correctly, other teams could raise their hands and try to answer the question. Each group had a turn, with Mr Franklin keeping score on the board.

 By repeating the information throughout the three activities, the students could practice the new words and phrases multiple times. The students seemed excited about the activities and figuring out the answers with their group. They were also determined to remember the information so they could score points for their group in the quiz!

 I hope to create many more fun activities like this during my time at Hibari!

(中高校ALT キャサリン・ハーン)

2018年01月11日

【中高英語科より】第1回 授業研究大会 ③

20180108-0.jpg 昨秋の授業研究大会で高1生たちは「ヒトがヒトであるというのは、どういうことか」という簡単に答えの出ないテーマに挑戦しました。

 まずCommunication 1でJane Goodall博士のチンパンジー研究について得た知識を、インターネット上に公開されている同博士のスピーチで確認するところから始め、
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両生類や爬虫類などの生き物とヒトとの距離を考えるグループ・ワークを経て、
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哺乳類と比べながら、自分たちが大事だと思うヒトの特徴を絞り込んでいきます。
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 狙ったのは、英語という道具を使った「深い学び」、‘Demand High’。指導・コメントをいただいた先生方からもactive thinkingに溢れた教室だったというお言葉を頂戴しました。

 さて生徒たちの感想は如何に。「人間と他の動物を比較して考えることは初めてだったので、いろいろなことを知った」“There were a lot of words I didn't know, but after I checked them in the dictionary, I could remember and use them.”人類学の知識と英語の表現を同時に学べていたという嬉しいコメントです。

「授業中だけでなく休み時間や放課後を使って『あーだ』『こーだ』言いながら文章を組み立てていくのはとても楽しかったです」「班のメンバーにたくさん助けられました。一人だったら絶対できなかったと思います」“It was a little difficult for me to think about ‘what makes us human,’ but I kept thinking because my teammates helped me. So I had a great time.”と仲間の大切さを語ったものも多数ありました。

 そして「日本語も使えたから深いところまで話し合えた」という感想も。English or Japaneseではなく、English AND Japaneseで活躍していく生徒たちには、まさにこうした複数の言語を同時に使う「旨味」を、もっともっと味わってほしいところです。
 今回、生徒たちが最も大切なヒトの特徴として挙げたのは、language (言語), reason (理性), civilization(文明), progress(進歩)などの抽象概念でした。母語だから到達できる結論や思いを、どうグローバル言語としての英語で表現したら伝わるのかを、生徒たちは画像やプロップを使って、日本語を使わずに届ける工夫を凝らしました。その結果、他の発表を聴いている時も「どの班も内容がしっかりしていたり具体例が面白かったり、特徴があって面白かった。またやるときは、もっと工夫した面白く聞きやすい文を作りたいです」「他の班も発表しているのを聞いていると、どれも人間に似ている点が多かったので改めて違いを探しました」とactive listeningができていたと思います。
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 「日本語はすらすら出てくるのにそれを英語にできないもどかしさを何度も感じました。話を聞いてもらうために笑ってもらいたかったのですが、なかなか難しかったです」“I wanted to use more English, but I didn’t know the words. I need to study English, and I want to talk with people in the world.” コミュニケーションに最も大切な「伝えたいという思い」強く感じる場を用意すること、これは私たち教師の最も大切な仕事ではないでしょうか。
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 “I had no idea about chimpanzees before I made this speech, so I think there are a lot of things about other animals I don’t know. I want to look into them.” 「出来ることをやっても意味がないと思うので、このような使える、しゃべれる英語をきたえる機会がもっと増えればいいなと思います」と感想を述べた生徒たちはこの冬、English Book Reportや、大学入試問題を出発点としたプレゼンテーションにも挑戦中です。(中高英語科教諭 東野雅子)