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常務理事便り
2017年09月06日
文化祭の挑戦
今年の中高の文化祭は天気にも恵まれ大勢のお客様にもお越しいただき無事終えられたことをうれしく思っています。今回の目玉は何といっても校庭に野外のステージを設営したことでした。初日、どんな状況なのか一番に見に行きました。すでにステージの前には多くの生徒が集まっていました。やがて10名あまりの女子生徒のダンスと歌のパフォーマンスが始まりました。ステージの女子生徒は実にのびのびと楽しく演じ、観客の声援と手拍子に一体となって会場は多いに盛り上がっていました。
野外ステージは生徒会の提案があり、先生方が協力し実現したものと聞きました。素晴らしいことだと思います。新しいことを始めるといくつかの障害が必ずあります。出てきます。障害があるからやめるのではなくその障害を一つひとつつぶして何としても実現させるという強い心意気が大切です。新しいことをやるのに障害のないものはありません。障害があるからこそそれを乗り越えていいものができるのです。雲雀丘学園で学ぶもの、教えるものはこのことはしっかりと心に留めておいてください。
野外ステージは講堂とは違って別の才能の発表、発露の場と思います。生徒には多種多彩の能力をもちあわせているものの、残念ながら発揮できないものがあります。それが発見できればと大いに期待するところです。野外ステージで新しいヒーロー、ヒロインが誕生するかもしれません。またこのステージは生徒の主張の場でもあります。引っ込み思案の生徒から脱皮を促す場になればこれもありがたいことだと思います。
今年の文化祭は内容がしっかりした力の入ったものが多くありました。合唱コンクールの充実ぶりは改めて言うまでもありませんが、部活動の講堂発表も見ごたえがありました。少人数のクラブの発表にもお客様は大きな拍手を寄せておられました。教室での展示も「水のない水族館」や「富嶽三十六景」のキャップアートなどはお客様も驚きの声を上げておられました。
「孝道から行動、輝く雲雀丘へ」が今年の文化祭のテーマでした。「孝道」を忘れず「行動(挑戦)」しよう。生徒、教職員全員が挑戦する気概を忘れないなら「輝く雲雀丘」が待っていると思います。(2017.9.6)