学園ブログ

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常務理事便り

2017年10月10日

「プログラミング体験教室スタート」

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10月10日、53年前の今日、東京オリンピックが開催されました。快晴。テレビ中継のアナウンサーが「世界中の青空をここに持ってきたような空」と形容しましたが見事に晴れ渡りました。中学2年でしたが夢中でテレビ中継を見ていました。女子バレーで金メダルを取りましたが勝利の瞬間はあっけなかったこと、柔道日本が無差別級で金メダルを逃しましたが、日本の代表選手神永がオランダの巨漢ヘーシンクに抑え込まれ、やはりアナウンサーが「神永、立て!神永 立て!」と叫んでいたこと、陸上男子100メートルはボブヘイズが10秒06で優勝しましたが、大柄な体育の先生が「ボブヘイズと俺は身長も体重も一緒だ。これくらいの体でないと10秒06は走れない」と自分が走ったわけでもないのに話していたことを思い出しています。



土曜日(10月7日)開催予定の雲雀丘幼稚園の運動会は雨で翌日に延期となり、日曜日は中山台幼稚園と同日の開催となりました。前日とは打って変わって雲一つない快晴、東京オリンピックの開会式の日のようでした。大勢のお客様の声援の中、園児は力いっぱい走り、飛び跳ねました。よくぞここまでという演技に惜しみない拍手が送られました。



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土曜日は雨となりましたが、校舎内ではプログラミングの体験教室が開催されました。雲雀丘学園では、今年をプログラミング教育元年として、2020年からのプログラミング教育の必修化に向け準備を進めています。まず最初の取り組みとしてこの秋から年末にかけ、プログラム体験教室を実施します。参加者を募ったところ何と400名の応募がありました。対象者は幼稚園の年長から中学1年生までですが4割くらいの応募率で保護者の関心の高さがうかがえます。これから12月にかけ、15回の教室が開催されますが今回はあくまでスポットの開催で一人1回の参加のみ、来年1月からの通期開催に向け準備を重ねてまいります。



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土曜日の初回は1年生が20名、2・3年生が31名の二つの教室になりましたが、1年生には保護者の方も数名、見学にお越しでした。児童はペアになって協力して火星に到達するプログラムを作ります。そのあと実際にロボットを動かしますが、そう簡単には思ったようにロボットは動きません。それでも何回もの試行錯誤の中から見事火星にたどり着くと、みんなで拍手喝采。実に活気のある授業が展開されました。



今年の4月、ソニー生命が中学生、高校生の「将来なりたい職業」のアンケート調査を行いましたがその中で中学生男子は1位ITエンジニア・プログラマー(24%)、2位ゲームクリエイター(20%)、3位はYouTuberなどの動画投稿者(17%)となっています。数年前と様変わりしているようです。私などはもう少し現実的(?)なものをと思いますがそれがもう古いのかもしれません。夢を持って自らの意思で頑張ることはいいことです。失敗してもそれはそれで将来のための力、財産となります。雲雀丘学園の取り組みが子供たちの成長を後押しし、夢が実現すればありがたいことだと思います。(2017.10.10)