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常務理事便り
2018年04月10日
「不許入無挨拶雲雀丘」
~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
「挨拶無きは雲雀丘に入るを許さず」と読みます。4月の入学式の前日、この立て看板を正門、南門、駅からの生徒専用通路の3か所に設置しました。よく禅宗の寺に行きますと「不許葷酒入山門」の石碑を見かけますがこれに倣いました。あえてインパクトのある表現にしたのは挨拶励行の効果を一層高めるためです。身近に感じていただくため揮毫は高3の書道部の生徒にお願いしました。
雲雀丘学園では、かねてより学園を挙げて挨拶の励行に取り組んでいますが、今回は生徒、児童への呼びかけだけではなく、保護者をはじめ出入りの方々も含め学園に入ってこられる方すべてにお願いし、学園内は一人残らず挨拶と笑顔が飛び交う学園にしていこうというものです。
雲雀丘学園では「「人間力」ある子供を育てようとしていますが私は実践の第一歩は挨拶だと考えます。挨拶することで人と交わり、協調性ができ責任感も生まれてきます。最近とみに非認知能力の重要性が叫ばれていますがこれも出発点は挨拶ではないでしょうか。
今年度の入学式では中高の中井学校長も小学校の石田校長も挨拶の励行を一番に新入生に求められていました。挨拶は簡単なようで実は一番難しいものです。先生方も本当に本気になって率先垂範していかねばならないと思います。
一方、園児、児童、生徒の生活の半分は家庭にいます。今日の小学校の入学式後の保護者会で私は、今上天皇の教育係をされた故小泉信三氏の「しつけの3大原則」を引きながらご両親の子供への接し方を話しました。学園とご家庭が車の両輪となって挨拶がしっかりできる子供たちを育てようではありませんか。(2018.4.10)