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常務理事便り
2018年07月17日
「追いつき、追いつきそして逆転」
~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
実に見ごたえのある試合でした。夏の高校野球、雲雀丘学園の初戦の相手は舞子高校。この日(7月16日)は今年初の39℃を超える暑さを岐阜・揖斐川で記録。初回、舞子がたちまち2点先行、2回裏雲雀が同点に。5回表舞子がまたもや2点を追加、すかさずその裏雲雀も必死の同点に。今度は7回に舞子が勝ち越しの1点、「うーん」。しかし何と何と雲雀は8回裏に値千金の3点を挙げ逆転、舞子を突き放しました。
9回表の舞子を0点に抑え勝利が決まった瞬間は雲雀丘の応援席はまさに歓呼の渦、バックスクリーンにたなびく学園旗を仰ぎながら学園歌を大合唱しました。それにしても選手は先行される劣勢をチームワークでよく跳ね返しました。負傷者が二人も出ましたがめげませんでした。2年生の3人のピッチャーの継投も見事でした。舞子もよく打ちましたが打ち負けませんでした。雲雀は強力打線、次の県立伊丹戦も最低7点取って打ち勝ってほしいと思います。
選手以上に頑張ったのが吹奏楽部。スタンドはまさに炎暑。演奏を切らすことなく吹き、叩き続けたのが勝利を呼びました。また保護者の必死の声援、強力なサポートが原動力であることは言うまでもありません。全員が一丸となった勝利は、野球部の歴史に残る快挙といっても過言ではないと思います。ありがとう、本当によくやった。
雲雀の勝利に免じてもらってもう一言。雲雀丘学園の試合が行われていたころ、私の母校、滋賀県立彦根東高校も2回戦を戦っていました。2:2の同点で迎えた8回裏5点を入れて突き放し勝利を得ました。私にとっては二つの喜びが重なった日となりました。
(2018.7.17)