学園ブログ

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常務理事便り

2018年08月09日

「今年も企業研修を行いました」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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一昨日(8月7日)は立秋、ほんの、ほんの少しですが朝、家を出るとき、風にさわやかさを感じました。

  秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる(藤原敏行)



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 専用通路のブロック塀改修も着々と        雲雀丘幼稚園の屋根、外壁工事進行中





さて今年も学園の7名の若手の先生方に3日間、サントリーで企業研修を受けていただきました。2年目になります。企業研修といっても定例のものがあるのではなく、サントリーと学園で用意したオリジナルなもので、ほかの学校ではやっていないと思います。



先生方にはウイスキーやビールなどの生産現場から、問屋さん酒屋さんスーパーなどの流通現場、そして飲食店での消費現場を肌で体験していただきます。スーパーでは実際に商品を棚に並べてもらいますし、飲食店ではサントリー商品を店に扱っていただく交渉現場にも立ち会います。学校という「机上」から「実社会の生々しさ」を見ることになります。

以下、参加の先生方の感想や意見です。



・仕事は「関係性とコミニュケーション」が土台、相手が何を考えているかを日ごろから把握する努力が大切。これが分かれば半分仕事はできたようなもの。



・営業は「徹底と情熱」、いいと思ったらとことんやる。手間は考えない。懸命にやれば何か見えてくる、それが自信。児童、生徒、保護者に信念をもって接することができる。



・一つの仕事には大勢の人がかかわっている。はかり知れないつながりがある。連携の大切さと感謝の心を持つこと。そうするとみんなから支援が得られてくる。



・企業は「スピードと効率」が命。常に最先端では競争している。すぐその場で対応していくことが大切。巧緻より拙速。早いことが勝利する。



参加の先生に行かれる前に研修では次の3点を見てきてほしいと言いました。

 1企業は常に消費者のことを考えている(マーケットイン)

 2企業は常に競合のことを考えている(競争優位)

 3企業は過去と同じことはしない(変化対応)

こうして少しづつですが民間の心がわかってくれば子供の指導にも厚みが出てくるものと思います。



(2018.8.9)