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常務理事便り
2018年10月17日
「親子3代で雲雀丘学園に」
~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
前回のブログで学園の誕生にPTAの果たした役割には極めて大きなものがあるということを書きました。PTAのご苦労には忘れてはならないことがあるので、少し付け加えさせていただきます。
学園は小学校から開設しましたがやがて中学校、高校と拡張されます。資金不足は一層ひどくなってきます。PTAは資金作りのためPTA自らの寄付、指定寄付金による会社からの寄付、その他PTAのバザー、そして今では想像もつきませんがダンスパーティや宝塚義太夫歌舞伎等の興行もおこなって資金不足を補っていただきました。
これらすべてが学園からの要請ではなく、自分たちの学校だという気持ちで動いていただけたのです。まことに有り難いことだと言わざるを得ません。現在も幼・小・中高ともPTAのバザーが大きな行事であり、またそのほかにも様々なところでご支援をいただきますが学園創立時の伝統が今も受け継がれているものと思います。
雲雀丘学園がまさに「PTA立」と言われる由縁です
10月初めに中高のPTAバスツアーが催されましたが、これも今年で40回目を迎えたと聞きました。毎年多くの出席がありますが他校ではこのようなことは行われていないようです。注目は、卒業した生徒の保護者で作る「丘友会」という組織がありますがその会の方も参加されることです。卒業したら終わりでなくご縁を大切にしていただく雲雀丘学園ならではの家族的なほのぼのとした伝統です。
PTAバスツアーで作陶教室 ホテルで昼食
10月初め、来年4月入学の小学校の入学試験が実施されましたが、合格者の中に卒業生のお孫さんが複数名おられます。小学校創立の翌年、昭和26年に第一期卒業生が出ましたがそのお子様も学園を卒業され、さらにそのお子様が学園に入学されるという親子3代で学園に通われることになります。学園にとってこんなうれしいまたおめでたい話はありません。雲雀丘学園は穏やかな校風と言われますがこの伝統をしっかり守っていかねばと思います。
(2018.10.17)