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学園自然百景
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2022年01月07日
1.「歳寒の松柏」
~雲雀丘学園小学校教諭 天井比呂~
明けましておめでとうございます
本年より学園の豊かな動植物をご紹介したいと思います。よろしくお願いいたします。
門松は、竹が真ん中に陣取り、主役のように見えますが、本来字からもわかるようにマツであることは間違いありません。先端には神が宿るとされ、はじめのころには、マツを根こそぎとって飾ったらしいのです。
![20220107-1.jpg](/up_ho_blog/img_06/20220107-1.jpg)
葉が世代交代する正門を入った
左にあるクロマツ
![20220107-3.jpg](/up_ho_blog/img_06/20220107-3.jpg)
低学年校舎横のアカマツ
学園には二種のマツがあります。小学校の低学年校舎東側にアカマツがあります。その違いは、大きくわけて2つです。1つは幹の色、もう一つは葉の固さです。アカマツの葉は柔らかくとがっていても先は痛くありません。一方クロマツは堅く、先に手を当てるとかなり痛みを覚えます
![20220107-2.jpg](/up_ho_blog/img_06/20220107-2.jpg)
成熟するまで落ちない松ぼっくり
マツは、めしべに受粉が行われた後、小さな松ぼっくりを若い枝の先につけ、三年で大きくなり、傘を開いて羽のついた種を飛ばします。その後松ぼっくりは地面に落ちていきます。いつ落ちてくるかは不明だそうです。
三年もの間風雪に耐え、子孫を残そうとするマツは、確かに「歳寒の松柏」にふさわしいのかも知れません。