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2009年03月31日

生物多様性とは②

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 三月も今日で終わり。残り一週間ほどで新学期を迎える時期となりました。いつもは真っ先に満開を迎える高校校舎前の枝垂れ桜が、今年は工事の防護壁で見えにくくなっていることが残念です。

 さて、今回は生物多様性が求められるようになった背景についてです。現在、7分に1種類、生き物が地球上から姿を消していると言われています。名前もつけられていないものを含めると1500万種とも言われる生物はお互いに関連性をもって生きています。これを生態系 ecosystem といいます。人間も生物種の1つである以上、生態系のつながりの中でしか生きていくことができません。
 GreenTVというサイトでこんなアニメーションを見つけましたので、ご覧になってはいかがでしょうか。5分26秒のコミカルなショートビデオですが、なかなかシビアな内容です。
 GreenTV バイオ・ダイバーシティ・コード

2009年03月30日

本じゃないけど Think the Earth ⑬

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 先日紹介した「アースリウム」新作「世界の言語」が追加されました。

 グローバル経済は何百万もの人々に豊かさと繁栄をもたらしました。世界中を人と物が行き交うようになったからこそ、現在の生活があるのだと思います。日本も例外ではありません。多くの人々が深く異文化に接するようになると、あらゆる面でグローバリゼーション:融合が起こり、文化や言語の伝統は失われていきます。日本語を母語とする人数が世界の中でも多い方(第9位)なのであまり意識をしていませんが、今世紀末には7000ある言語の半数が失われるという予想もあるようです。言語を失うということは、それが話されてきた地域独自の知識・知恵・文化を失うことにもつながるのですが…。A.M.

2009年03月29日

次年度の環境教育始動

 56期生のブログにはすでに翌日アップされていますが、次年度の環境フォーラムに参加していただく NPO Peace&NatureのBahram Enanlooさんとの顔合わせを兼ねて、55期生,56期生の有志に「森を守る活動」に参加してもらいました。55期生からは男子2名,女子4名が参加し、「林業体験を通して自分たちが起こせる行動」について、考える機会となりました。 NPO Peace&Natureは昨年6月に神戸で行われた「ワールド・チルドレン・サミット」の主催団体です。今回参加してくれたメンバーを核に5月の環境フォーラムをセッティングしていく予定です。

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新三田駅に集合しバスで神戸市北区大沢町にある神付ふるさと村農園に移動しました。移動中のバス内ではEnanlooさんから「積極的に行動しよう」とアドバイスを受けました。到着後は3つの班に分かれて森に入り、農園の方から森の現状や保護活動についての説明を聞きました。

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一度戻って農園の方が用意してくださったお弁当をいただきました。地元でとれた無農薬の食材を調理したものです。

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午後からはもう一度森に入り、直径10cmの杉を切り倒す間伐などを体験しました。思いの外ハードなメニューになったようです。

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最後にEnanlooさんと意見を交わし、「環境を守るためには自分たちから行動を起こすこと Action」が大切だという結論に達したようです。参加したみなさん、お疲れ様でした。

2009年03月28日

京都研究発表会②

親御さんの感想から

A組 京都の縁結び(地主神社)
 若い頃行ったことがあり、とても懐かしく思い出されました。
 実物の扇子での説明もあり、わかりやすかったです。
 クレイモデルもよく再現できていたと思います。
 模造紙の写真の配置などとても工夫がしてあって見やすかったです。
 クレイモデルの「縁」の字が本物そっくりでした!

B組 縁結び・縁切り(安井金比羅宮)
 的を絞った発表でわかりやすかったです。
 行き方まで教えてもらったので、ぜひ行ってみます。
 内容をよく詳しく調べていたと思います。
 場所の行き方の説明もあり、よかったです。
 京都にはたくさんの有名な神社・仏閣があるにも関わらず、ここを選ばれた
 ことに発見の目を感じます。

C組 清水寺
 音羽の滝の言い伝えを地元の人の話も交えてあり、よかったです。
 地元の人の話と観光客向けの話が違うのには驚きました。
 とても細かく調べられていました。
 清水寺のジオラマは一目でそれとわかる程、よく特徴をとらえられています。
 女子3組の中で、男子のガンバリを感じました。

D組 文の助茶屋
 クレイモデルが細かいところまでよくできています。
 わらびもちの試食という驚きの発表内容つきでよかったです。ごちそうさま。
 目の付け所がちょっとちがうのがおもしろかったです。
 文の助茶屋のCMのようでした。わらびもち、ごちそうさま。

2009年03月27日

春休みの課題について

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・課題リストに掲載されている「国語甲」プリント3枚は配布していません。
 リストから削除してください。
・2005年度の過去問で、国語の大問1が入っていない人がいるようです。
 職員室に置いておきますので、必要な人は持って行ってください。

春休み中、何かあれば必ず学年・担任へ連絡してください。春休みは自分で計画を立てて、実行する良い機会です。課題もたくさんありますが、しっかりと取り組むことが大切です。

2009年03月26日

京都研究発表会①

 先日、文化館視聴覚教室でおこないました「京都研究発表会」代表生徒による発表のようすです。

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A組 京都の縁結び B組 縁結び・縁切り

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C組 清水寺 D組 文の助茶屋

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お茶屋さんの説明をするために試食の和菓子を配っているところです。

 ご覧になっていただいた親御さんの感想は明日以降にアップする予定です。

2009年03月25日

本じゃないけど Think the Earth ⑫

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 今日はアースリウムEarthriumを紹介します。簡単にいうとネット上に置かれた地球儀です。地球という星をいろいろな視点で塗り分けてみようというコンテンツのようです。現在、次の12項目がアップされています。ご覧になってはいかがでしょうか? いろいろなものが見つかるような気がします。A.M.

01 地球温暖化 02 雲の動き 03 大航海時代 04 世界の地震
05 森林喪失 06 飢餓と難民 07 6億年の大陸移動 08 世界のクレーター
09 覇権の歴史 10 渡り鳥の道 11 21世紀の日食 12 エコロジカル・フットプリント

2009年03月24日

修了式、京都研究発表会、学級懇談会…

 今日は学園講堂で修了式を行いました。活躍した部活動への学園表彰や離任式などがありましたので、10時過ぎまでかかりました。このあとの予定が遅れてしまい、いろいろとご迷惑をお掛けしました。

 10時20分から文化館視聴覚教室で「京都研究発表会」を行いました。各クラスから選抜された1グループずつの発表でした。もう少しギャラリーが欲しかったですね。詳しい様子は後日アップする予定にしています。

 教室では大掃除のあと、通知表と考査成績票,中学3年次のクラス通知をお渡ししました。よく頑張った者、ちょっぴり後悔している者、表情はさまざまでしたが、その思いが次の成長のバネになります。明日からまた新たな一歩を踏み出して欲しいと思います。

 予定の11時20分からは遅れてしまいましたが、各クラスで「学級懇談会」を行いました。お忙しい中、足を運んでいただき、ありがとうございました。いただいたご意見は参考にさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。A.M.

2009年03月23日

プチ連絡帳 3月23日(月)

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 明日は修了式です。中学生活も2年目が終わろうとしています。
・通常通り登校です。
・京都研究発表会を10時20分から文化館視聴覚教室で行います。
 各クラスの代表グループが10分弱ずつ発表をする予定です。
・学級懇談会を11時20分から各HR教室で行います。
 成績をお渡しして、お子さまの状況をお話しします。
 約1時間を予定しています。

2009年03月22日

本を読もう Think the Earth ⑪

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 今回紹介している書籍はThink the Earthプロジェクトが昨年夏に配布していたThink the Earth Paper vol.2から引用しています。ちなみにvol.1は「地球検定50問」、vol.3は「世界が変わる日 55人の言葉」でした。

 Think the Earthプロジェクトは「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマに2001年に発足したNPO(非営利団体)です。「環境や社会問題への無関心やあきらめの心こそが最大の課題」と考えて、情報発信をおこなっているそうです。昨年、教室に置いておいた「みずものがたり」という本を編集したのもThink the Earthプロジェクトでした。今回の指定図書には生物多様性をテーマにした「いきものがたり」を入れておきました。ぜひ読んでくださいね。A.M.

2009年03月21日

生物多様性とは①

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 来年2010年は「国連国際生物多様性年」です。中学校では環境教育を人間教育の柱の一つに位置づけています。55期生では2009年度のテーマを「生物多様性 biodiversity」と考えました。学年では5月30日の環境フォーラムへ向けて、少しずつ活動をおこなっていく予定です。

 そもそも「生物多様性」とは何か。環境省がわかりやすく映像化していますので、以下のリンクを参考にしてください。→「生物多様性とは?」

2009年03月20日

本を読もう Think the Earth ⑩

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 10冊目は福岡伸一さんの「生物と無生物のあいだ」を紹介します。中学2年生の理科第2分野では生命科学の基本的な話をしましたから、もう少し知りたいというお子さまにはいいかもしれません。「生命とは何か」という生命科学最大の問いに分子生物学はどう答えるのかを、ミステリーのようなタッチで描いています。内容はけっして平易ではありませんが、読めてしまうところが福岡伸一さんの凄さでしょうか。性染色体や性決定に触れた「できそこないの男たち」も併せてお読みになってはいかがでしょうか。SRY遺伝子の発見を巡る研究者の競争を織り込みながら、「女と男の本当の関係」を解き明かしてくれます。A.M.

2009年03月19日

第54回中学校卒業式

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 第54回中学卒業式は無事に終了しました。55期生は在校生代表として出席し、立派に役割を果たしてくれました。次は入学式で中学最上級生として、新中学1年生を迎えることになります。

 終了後、以下の連絡をしました。
・次に登校するのは3月24日(火)修了式です。
 通常通りの登校です。
・春休みの課題一覧を渡しました。早速始めるように言いました。
・学年からの課題の1冊目を渡しました。残り3冊は24日に渡します。

2009年03月18日

人権映画会「おくりびと」を見て ⑤

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 初めての仕事に立ち会った大悟は、夕食のときに刺身を食べられませんでした。クリスマスのときに、フライドチキンを食べながら、生栄さんは「おいしいね。困ったことに。」と言っていました。この場面を見たときに、人間は亡くなった生き物をいただいているのだということや、人間にもいつかは死が訪れるのだということが、心に深く刻まれました。
 人間は生き物の死体を食べているにもかかわらず、人間の死体を納棺する仕事と聞いたとき、大悟を避けようとしました。私自身もそうだと思うので、人間って勝手だなぁと思います。納棺師という仕事に就く人がいなければ、誰も納棺する人はいなくなるのに、みんなは避けようとする。でも、納棺という仕事を目の前で見た人は、大悟を理解する。仕事って難しいなぁと思います。D組K.N.

 感動したところの一つが、最後の小林大悟の父が亡くなったところでした。息子を六歳のころに置いて出て行き、母に息子の世話をさせたので信じられませんでした。自分のたった一人の息子なのに、なぜ置いていけるのか不思議でなりませんでした。死ぬまでに、一度は大悟に会いに来てほしかったと思います。父が亡くなって大悟が行くのを拒んでいたのは、何となく分かります。でも、身勝手なことをされても、本当の父を見捨てることは出来ないんだなと思いました。納棺しているとき、父の手に昔大悟があげた石を持っていたのを見て、ずっと大悟のことを思っていたと思うと、親子というのは何があっても消えることがない深いもので結ばれているんだと思いました。D組N.M.

プチ連絡帳 3月18日(水)

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 明日19日は第54回中学校卒業式です。中学2年生は在校生として出席します。

・いつも通りに登校しなさい。
 頭髪や服装を整えてくること。男子は式典用ネクタイです。
・12日の「私のしごと館」進路学習のプリントを提出します。
 また、連絡事項や配布物もあります。
 筆記用具や連絡帳を入れたカバンが必要です。
・式は10時からですが、それまでに学園講堂で歌の練習などがあります。
 また、式終了後の片付けなどもお願いします。昼には終わる予定です。

2009年03月17日

人権映画会「おくりびと」を見て ④

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 私は、銭湯を一人で切り盛りしていたツヤ子さんが亡くなり、この銭湯の常連客であった人の言った言葉に感動しました。「死とはもうすべてが終わりというわけではなく、門をくぐること。」私はその言葉に強い印象を受けました。今まで、死について深く考えたことはありませんでした。けれど、この映画を見て、少しは考えることができたかなと思います。(中略)
 これから先の人生で、死に直面し、旅立ちを見送ることが何度あるかわかりません。また、いつか自分も見送られる時がやってきます。人は、時にはおくりびとで、いつかはおくられびとになります。死は悲しいことだけど、一つの旅立ちであると思いながら生きていきたいと思います。D組Y.S.

本を読もう Think the Earth ⑨

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 9冊目はリストに載っていません。Think the Earthプロジェクトが編集した「百年の愚行(普及版) ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY」を紹介します。20世紀に人類が地球環境と自分自身に対して犯した愚行を100点の写真で振り返ります。池澤夏樹(小説家)、アッバス・キアロスタミ(映画監督)、フリーマン・ダイソン(宇宙物理学者)、鄭義(小説家)、クロード・レヴィ=ストロース(文化人類学者)によるエッセイが写真に重みを添えます。出版されて7年近くになりますが、眺める価値は十分にある写真集です。A.M.

2009年03月16日

人権映画会「おくりびと」を見て ③

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 私が一番感動したのは、銭湯のおばちゃんが亡くなり、棺に入れられて火葬される場面でした。平田さんもすごく慣れ親しんでいたツヤ子さんを自分の手で火葬しなければならなかったので勇気がいったと思うし、複雑な気持ちでいっぱいだったように思います。父が亡くなり、火葬された時の気持ちが思い出され、すごくつらかったです。多分、火葬される所に入れられる瞬間が誰にとっても一番つらい場面だと思います。C組S.F.

本を読もう Think the Earth ⑧

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 8冊目は「気候変動+2℃」。フリップブック形式の本です。パラパラ漫画みたいな感じと思ってもらえればいいでしょうか。以前紹介した「1秒の世界」と同じThink the Earthプロジェクトが編集しています。この150年の間に地球が温暖化している様子がよくわかります。では、どうすればいいか。掲載されている14の「未来を変える取り組み」の中にそのヒントがあるように思います。

 地球温暖化についての解説映像は「チームマイナス6% 地球温暖化シミュレーション」でみることができます。どのような影響があると予想されているのかを知るにはよい資料かもしれません。A.M.

2009年03月15日

人権映画会「おくりびと」を見て ②

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 何回も納棺のシーンを見て、いずれは人は死んで別れないといけないんだなと改めて思いました。だから、家族や友だちが死んだときに悔いのないように、今も大切に感謝しながら生きていかないといけないなと思いました。自分が死ぬときも、悔いなく幸せなまま死にたいし、今すべきことを考えて、いろんなやりたいことにも挑戦したいです。B組M.M.

 私は「納棺師」とい職業を初めて聞きました。よく「将来の夢」などに出てくる職業のように憧れをもつような職業ではなく、ほとんどの人が将来なりたいと思うような職業とは正反対の職業だと思いました。正直、私は「納棺師」という職業をカッコイイ職業だとは思えません。映画に出てきた奥さんがやめてほしいと思う気持ちを、私は当たり前だと思っていました。しかし、「納棺師」という仕事は本当は医者やキャビンアテンダント等よりもカッコイイ職業なのかもしれません。亡くなられた人を美しく送ることは、人間として常識なのかもしれません。それを「汚らわしい職業」だと言う人は、あまりに非常識だと思いました。B組K.S.

 私は「死にたくなけりゃ生き物を食べないといけない」というセリフを聞いて、当たり前のことだけど、食べられることに感謝しないといけないんだなと思いました。今まで何も考えずに食べ物を食べていました。命を食べているなんて一度も考えませんでした。これからは食べることは当たり前じゃないと、感謝して食べないとなと思いました。B組Y.I.

本を読もう Think the Earth ⑦

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 7冊目はカール・セーガン Carl Saganさんの「百億の星と千億の生命」です。セーガンさんは1980年代に発表した「コスモス」が有名な宇宙科学の研究者です。原題 Billions & Billionsは、1996年に亡くなられた大科学者が21世紀の人々に残したメッセージのような作品になっています。巨大な数はどう数えたらよいのか?ユーモアたっぷりに科学の基本から説き起こし、やがて現代が直面する重要問題へ―石油資源をめぐる闘争、温暖化の危機とその解決策を早い時期から提言していたことには驚かされます。

 「妊娠中絶」についても触れていますが、この部分は夫人であるアン・ドルーヤン博士との共著です。生命というものの本質に迫る内容で、女性の幸福について現実的に考え抜いた上での提言となっています。この部分も読んで欲しいところです。A.M.

2009年03月14日

人権映画会「おくりびと」を見て ①

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 先日、人権教育の一環として「おくりびと」を見てもらいました。「生と死」を取り上げた作品ですが、ちょうど進路学習と重なったこともあって、「納棺師」という職業に注目したお子さまも少なくありませんでした。直後に書いてもらった感想のいくつかを紹介します。

 僕は納棺師という仕事をこの映画で初めて知ったのですが、話が進むにつれ、納棺師のありがたみやすごさなどの、いいところがたくさんあり、旅立つ人も安心して旅立てると思いました。それに、納棺師は人に優しく接する人でないと勤まらないということも伝わりました。だからこそ、大悟が勤めている納棺師を、美香はすごさを感じて受け入れたんだと思います。どんな人でも最後には死んでしまう、どんな生き物も最後には死んでしまうということが伝わってきて感動したし、人生というのは大切なものなんだなぁと思いました。A組K.K.

 話の中には何回か「納棺師」という仕事を差別するような事がありました。でも、私はみんないつか亡くなる日が来て、納棺師さんのお世話になるのに、どうして「汚らわしい仕事」「まともではない仕事」という風に言うのだろうと思いました。納棺師さんはとても大変だと思うけど、誰かがしなくてはいけない仕事だと思いました。
 「おくりびと」を見て、普段何気なく食べているお肉やお魚は全部私たちが生きていくために、ほかのものの大切な命をいただいているから残さないとか、食べ物を粗末に扱わないとか、人としての最低限のルールをもう一度見直しました。A組M.K.

本を読もう Think the Earth ⑥

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 6冊目は「エコトバ ecotoba」です。心が落ち着く中乃波木さんの写真に電通の洒脱なコピーがつけられています。長い文章を読むよりも、詩集を読むような感じでしょうか。人口200万人の都市・江戸はリサイクル度は100%に近く、世界に誇れる環境大国でした。そうした歴史のなかで、さまざまな形で生まれた環境に関する言葉を44集めた作品です。 「あさめしまえ」「のんき」「おすそわけ」「もちつもたれつ」「もったいない」「いただきます」など、言葉の持っていた意味を見つめ直してみませんか。A.M.

2009年03月13日

本を読もう Think the Earth ⑤

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 仕事体験をしてきたお子さまたちに紹介する5冊目は、ボーンステイン Bornsteinさんの「世界を変える人たち 社会起業家たちの勇気とアイデアの力」です。

 第一部では10人の社会起業家のエピソードが紹介されています。子どもを守る二四時間の電話〔インド〕,社会起業家のさきがけ ナイチンゲール〔イギリス〕,世界の環境政策を変えた男〔アメリカ〕,貧しい村に電気を〔ブラジル〕,社会主義国に誕生した障害者の「夢の家」〔ハンガリー〕,スラム街の子を病気から守る〔ブラジル〕,低所得者の大学進学支援〔アメリカ〕,差別の国でエイズ患者を救う〔南アフリカ〕,車イスから世界を変える〔インド〕,二五〇〇万人の幼い命を救ったユニセフ事務局長〔アメリカ〕…行動しないと自分の周囲は何も変わらない。世の中を変えるために必要なのは熱意と努力なんだよということを伝えようとしているのではないでしょうか。原題のHow to change the world social enterpreneurs and power of new ideas の方が文意に近いかもしれません。A.M.

2009年03月12日

進路学習 「私のしごと館」に行きました

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 ちょっと早めの朝8時に学校をバスで出発して1時間30分。進路学習の一環として、関西文化学術研究都市にある「私のしごと館」へ職業体験に行ってきました。

 係の方に概略を説明してもらった後、小グループに分かれて「しごと体験」をしてもらいました。
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木を彫っているのは「大阪欄間」、糸を縒っているのは「京組紐」

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色を擦り込んでいるのは「京友禅」、金や銀の線を使った「象嵌」

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凛々しい姿がさまになっていた「消防士」、緻密な作業が大変だった「時計の製造」

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ハンマーを見ている「ピアノの調律」、製図台の上で格闘中の「建築士」

 まだまだ体験してもらったしごとはありますが、紹介しきれません。ごめんなさい。空いた時間には、「自分発見オリエンテーリング」をしながら、館内の「しごと探索ゾーン」をまわってもらいました。
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 昼食後は「職業適性検査」で自分自身を分析し、それに合う職業を調べてもらいました。分析結果をプリントアウトしたものは持ち帰っていますので、ご家庭でもご覧になってください。職業を調べた「JobJobWorld」のリンクを張っておきますので、時間が足りなかった人は続きをして欲しいと思います。

本を読もう Think the Earth ④

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 4冊目はリストに載っていません。本川達雄さんの「おまけの人生」を紹介します。本川達雄さんは「ゾウの時間ネズミの時間」を書いた生物学者です。著者の理論では、人間の生物としての寿命はせいぜい40年で、その後の人生は医療技術の進歩がくれた「おまけの人生」なのだとか。その人生をどう生きるのかを、道元禅師の正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)を紐解きながら考えていきます。スピード至上主義の始原をニュートンに遡り、現代人は時間の奴隷との指摘に反省する点もあるかもしれません。A.M.

2009年03月11日

今年の人権映画会は話題作

 今年度の人権映画会の作品は、アカデミー賞受賞で話題になった「おくりびと」です。誰かを送る経験がなかなかない今の中学生には難しいかなとも思いましたが、一つ一つの言葉の意味を考えながら、「死」という重いテーマと向き合ってもらえたようです。全編を通して流れるチェロの音が優しい雰囲気を醸し出していましたね。去年のようにお子さまたちの感想のいくつかを紹介する予定です。

エントリーが1000件になりました

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 2007年4月からアップし始めた「55期生通信」のエントリー件数が1000件に達しました。その間にお子さまたちはちょうど低学年の2年間を終わろうとしています。彼らの成長を追っかけながら、記事を書いていきますので、これからもよろしくお願いします。A.M.

本を読もう Think the Earth ③

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 昨日配布した「図書だより」では、中学2年(55期)生の貸出冊数の多さが際立っていました。喜ばしいことです。これからも大いに利用してほしいと思います。

 さて、3冊目の紹介は、関根秀樹さんの「縄文式生活技術教本 縄文人になる!」です。縄文人というと、原始人のような印象があるかもしれませんが、そのイメージは誤った知識の上に成り立っていることがわかります。私たちはテレビやパソコンのある豊かな文明の上で生活していますが、縄文人がもっていた知恵や技術を持っているわけではありません。電気やガス,ガソリンなどエネルギー資源が底をついたら、あるいは食料品や日用品の供給が止まったら、明日からの生活にも支障をきたすことでしょう。豊かな文明の中で生活することと、高い文化を持つことはイコールではないと気づくだけでも読む価値があるのではないでしょうか。あなたは糸をつくったり、布を編んだりできますか? A.M.

2009年03月10日

ストレス発散の球技大会

 答案用紙が5枚返却された後の鬱憤晴らしをボールにぶつけているのかと思うくらい、上級生に対しても遠慮なく勝負を挑んでいました。午前中の球技大会は楽しく過ごしたようです。

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A組 男子 1勝2敗  女子 2勝1分けで決勝トーナメント進出→優勝

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B組 男子 3敗  女子 1敗2分け

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C組 男子 1勝2敗  女子 2敗1分け

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D組 男子 3勝で決勝トーナメント進出→準優勝  女子 2敗1分け

本を読もう Think the Earth ②

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 2冊目はピーター・メンツェルPeter Menzel さんとフェイス・ダルージオFaith Daluisio さんが世界24か国、30家族の1週間分の食材を写真にした「地球の食卓 世界24か国の家族のごはん」です。家族と1週間分の食品のポートレイト、食事風景を中心とした一家のルポルタージュ、1週間分の食品リスト、各家庭のご自慢のレシピ、食の問題を提起する6つのエッセイを収録しています。ひとつの鍋の粥を分け合うスーダンの難民キャンプ、内戦の傷跡を残すサラエボ、雨季のわずかな水に頼るチャド、氷上の狩で生活を支えるグリーンランド、不安定な政権に揺れるキューバ、「腹八分目」で長寿を誇る日本、ファストフードの溢れるアメリカなど…。それぞれの国の「家族のごはん」という身近な話題から現在の世界の状況が見えてくるのではないでしょうか。A.M.

2009年03月09日

進路について学ぶ

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 先日、13歳の少年が気象予報士の資格を取って話題になっていました。資格を取ったからといって必ずしもその進路に決まるわけではないでしょうが、自分の興味・関心のあることに対して努力できることはすばらしいことだと思います。

 13歳から14歳になったお子さまたちにもさまざまな夢があります。進路を考えることは人生の将来設計であって、職業を決めることではありませんが、社会にどのように貢献するのかを考えるときには職業も重要な要素の一つになります。今、お子さまたちに調べてもらった職業を教室に掲示しています。12日には「私のしごと館」で模擬体験もしてもらいながら、将来について考えていく予定にしています。

 教室掲示のようすは進路の部屋にアップしています。

本を読もう Think the Earth ①

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 この春の指定図書は「地球の魅力を再発見し、世界を広げてくれる本」を選んでみました。知らないことや知りたいこと、いろいろな視点からこの星のことを考えてもらえればと思います。

 1冊目は鳴沢真也さんの「137億光年のヒトミ」です。鳴沢さんは兵庫県西はりま天文台の研究者です。ここには口径2mの国内最大の「なゆた望遠鏡」が設置されています。この望遠鏡は一般の人が見学したり、星を観測することができる世界最大の望遠鏡です。137億光年先まで見えるこの望遠鏡を使って、地球外生命体を探す研究者の奮闘を描いています。夢を追っかけるための情熱が伝わるといいなという作品です。A.M.

2009年03月08日

フォレスト・サポーターズの日

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 地球環境問題が話題となっている近年、日本の温室効果ガスの削減目標6%のうち、3.8%を森林で吸収させ、昔の美しい森林を取り戻そうと考えて活動している人たちを「フォレスト・サポーター」というそうです。3月8日は、その3.8%という目標を達成するために、森が担う重要性を考える日です。

 日本人は昔から木に触れ、暮らしの中に森林の恵みを取りいれ、豊かな生活を育んできました。近年、山村地域の過疎化などにより、森林の健全な機能が失われつつあります。そこでもう一度、私たちの暮らしの中で、森林との関係を見直そうと始められました。

 身近なことから、できる事はじめてみよう、を合言葉に誕生した4つのアクションは、「森にふれよう」,「木をつかおう」,「森をささえよう」,「森と暮らそう」です。昨年の夏、奥大山のブナ林に触れる機会のあった55期生の皆さんも身近なことから、できる事からやってみてはいかがでしょうか?

2009年03月07日

連絡帳 3月7日(土)考査最終日

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・回収したもの
 「ロッカー鍵」(教室内の私物はすべて持ち帰り)
 「指導要録記入用資料」
・配布したもの
 「本を読もう...春のキャンペーン」(B5)
 「生い立ちの記 作業内容」(B6)
 「ひばり第271号」(訂正箇所あり)
・返却したもの
 国語乙答案(テスト直し 3/10提出)
 地理答案
 理科2答案
・連絡したこと
 10日(火)は平常通り登校。考査返却の後、午前中は球技大会。
  午後はカナダ研修説明会(事前申込みが必要)
 11日(水)は10:20登校。午前中は考査返却・進路事前学習。
  午後は学園講堂にて人権映画会「おくりびと」
 12日(木)は7:45集合完了。8:00出発。
  終日、「私のしごと館」にて進路学習。(帰着16:30予定)

2009年03月06日

いよいよ試験最終日

 明日で5日間の期末考査が終わります。お子さまたちはホッと一息というところでしょうか。授業はありませんので、答案返却は10日(火)の球技大会や11日(水)の人権映画会に登校してきたときになります。お子さまたちには週末の間にしっかりと心身ともにリフレッシュして欲しいと思います。そのためにも、家でゴロゴロして過ごすのではなく、外で活動させるようにお願いします。

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 大阪・高島屋7Fには細見美術館収蔵の琳派や伊藤若冲の作品90点が来ています。会期が9日(月)までしかありませんが、いかがですか。中学生以下の入場料は無料です。A.M.

2009年03月05日

2月の読書状況

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 2月も日数は少なかったのですが、図書室貸出冊数は255冊と1月と比べるとわずかながら増えました。今年度の累計は5427冊となりました。年間50冊読破を目指して読書指導を始めましたが、その目標達成は難しいようです。(現在32.9冊)昨年度と比較すると26.1%増ですから、悲観する必要はないのでしょうが…

 期末考査後に「春休みの読書」をお渡しする予定にしています。「Think the Earth」をテーマとした指定図書が2冊、古典を含む文学作品を中心に課題図書が3冊です。指定図書の紹介はこのブログ上でもおこないます。お子さまと一緒にお読みになりませんか。

2009年03月04日

期末考査第2日目

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・今日は理科2と英語1の試験をおこないました。2日目も無事終了したようです。
 明日は地理と理科1の試験です。15cm定規が必要です。

・「指導要録記入用資料」提出は試験最終日の7日(土)です。
・ロッカーの荷物の整理も試験最終日の7日(土)です。
 鍵もこのときに返却してもらいます。

2009年03月03日

後期期末考査始まりました

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 中学2年生としての最後の試験が始まりました。今日は国語乙と幾何でした。朝から文語文法や百人一首のテキストや幾何のノートを広げて、真剣な表情で最終確認をしているようすに安心感を覚えました。今日から5日間、無理のないように体調管理に気をつけながら、しっかりと取り組んでもらいたいと思います。考査結果は3月24日(火)の学級懇談会のときにお渡しできる予定です。

 明日は理科2と英語1です。

社会科(歴史)歴史新聞から⑧

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D組 K.M. 「西洋との架け橋 出島」

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D組 S.T. 「大河ドラマ篤姫の幼なじみ肝付尚五郎こと小松帯刀」

2009年03月02日

社会科(歴史)歴史新聞から⑦

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D組 T.K. 「伊能忠敬」

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D組 Y.T. 「平安時代の遊び」

2009年03月01日

社会科(歴史)歴史新聞から⑥

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C組 K.G. 「豊臣秀吉の妻となった北政所(ねね),淀殿(茶々)」