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2011年12月31日

家庭科の宿題

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 今年の課題は「正月料理 筑前煮を自分で作る」でしたね。作り置きするものではありませんし、今日取り組むことになると思います。目的は「自立の第一歩」とのことでした。私は毎年、おせちを担当しているので、いつものように「おにしめ」をつくろうと思います。(筑前煮という言葉は九州地方のがめ煮やいり鶏を指す気がするのでなじめません…)飾り切りが大きなハードルなので、いつも最後になっちゃいます。結果は写真を撮って、レポートの形で生徒のみなさんと提出するつもりです。

 2011年最後のアップになります。では、良いお年を。

2011年12月30日

ELCAS2011 Report19

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 12月のELCAS報告を紹介するのが滞っていました。M.F.さんの3日と17日の報告をまとめてアップします。テーマは宇宙だったと思いますが、内容は物理ですね。回折格子分光器の動画をみつけたのでリンクを貼っておきます。

 今回のELCASは光の実験2でした。なぜ回折格子で分光できるのかを分かりやすく説明してもらい,その後に回折格子の一つであるCDを使った分光器を作りました。工作は割と好きなので自分としては結構さっさと進めたつもりだったのに,みんなの作業が速くて焦りました。でも、CDを使っての簡単な工作でいろいろな分光の違いを観察できたのは、予想外で楽しかったし、すごいと思いました。また、CDが虹色に光っている理由が理解できて、すごくビックリしたし、納得もできました。
 実験のあと,教授に宇宙について質問できる時間があり,普段は聴けないようなスケールの大きい次元での話をしてもらい、世界の不思議さを改めて感じましたし、地球の大切さも感じました。また、いろいろな定理について、教授は「計算では証明できるし、理解もできるけど、なかなか実感としてはわかない。」というようなことをおっしゃっていたことに共感もしました。頭の良い人でもそうなんだと安心したし、人間というのはある次元までしか実感としてはわかり得ないんだなとも思いました。

 今回のELCASは光の回折・干渉に関する実験をおこないました。光は半波長ずれただけでも、打ち消し合ったり、強め合ったりと難しかったです。実験の際の操作でも、手を机の上に置いた程度の小さな振動で乱れたりと大きな影響が出ることに驚きました。回折の解説の話で、結局ずれている波長の長さは、光の中心から一番内側の黒い円までの長さになると聞いて、純粋にすごいなと感じました。また、干渉の実験では、スリットの形を変えると、たくさんのきれいな模様が浮かんできて、楽しかったです。そして、この干渉を利用して遠くの星の直径などを知ることもできると聞いて、そこまで応用できる研究者の方達はすごいなと思いました。この内容が高校の教育課程かどうかは分かりませんが、個人的に調べて、深く理解したくなりました。

2011年12月29日

冬季講習を終えて

 昨日まで冬季講習と個人懇談をおこないました。冬季講習では大多数の生徒が数多くの講座を受講しました。進路を強く意識し始めたことの現れだと思います。実現に向けての第一歩だと評価しています。しっかりと取り組みましょう。個人懇談では親御さんの思いをたくさん聴かせていただきました。高校生として自主性を尊重してあげたい気持ちと一番傍で見ている大人としての心配が入り交じったお話しでした。気持ちを共有しながら、共に生徒達を支えていきたいと思います。

 さて、生徒諸君。今日はどのように過ごしましたか。冬季講習を受講しただけでは、何の効果も上がりません。何をするべきなのかを分析し、冬休みの計画を再確認するための冬季講習なのです。始業式までに宿題をやればいいやという姿勢では力はつきません。自分がするべきことを意識し、毎日こつこつと取り組むしか、目標は達成できないのです。高3になったら受験勉強ができるわけではありませんよ。受験勉強が始められるように基本的な事柄を準備するのは、今をおいて他ないのです。1月から、新学期から、高3になったら、いつまで先延ばしにするつもりですか?私たちもできるだけの準備はします。でも、あなた自身が用意できていなければ、受け取ることはできないのです。出遅れて、後で焦らないようにしてください。

2011年12月23日

難関大学対象の研究会に参加しました

 冬季講習の真ん中に3連休が挟まる今年のスケジュールはどうなんでしょうね。一息つけるからいいのか、気持ちを維持しにくいのか。個人懇談を組んでいるクラスもあるので、担任にはあまりゆとりがありません。ゆとりがないと言えば、高3のみなさんもでしょうね。センター試験が14日・15日と最も早く行われるので、ちょっと焦っているかもしれません。でも受験人口が72万2千人と少なくなっており、受験人口を入学定員で割った倍率は1.10と過去最低になっているのですから、諦めずに頑張ってほしいと思います。ちなみに55期生のときは受験人口が73万人とわずかながら増加する予定です。
 さて、高2担任数名で京大・阪大・神戸大入試動向研究会に参加してきました。学部・学科の細かい動向は直接関係しないので割愛するとして、大きな流れとしては理高文低の傾向が強いことと、そんな中でも難関大・準難関大への志向は強まっていることが挙げられます。特に東大・京大志向は強いようです。教科・科目別に実戦模試分析をすると、難関大志望者であっても、基礎の学習が不充分であることが多いようです。私は生物の分科会に参加しましたが、用語を曖昧に覚えていたり、基本的な知識が押さえられていないことが指摘されていました。このあたりは授業の受け方で対応できる部分だと思います。冬休みの過ごし方、何をすべきかを意識して取り組んでください。冬季講習を受講するのは結構ですが、受けたからといって学力が上がるわけではありません。それは塾であっても同じです。目的意識が大切ですよ。

2011年12月22日

生物演習 授業の補足②

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 ミトコンドリアと葉緑体がトポロジー的にみて相同であるという説明がよく分からないと質問があったので、説明を加えます。トポロジー topology とは位相幾何学のことです。よく喩えに使われるのが「ドーナツ(円環体)と取っ手のついたコップは同一視される。これはドーナツを「連続」的に変形して取っ手のついたコップにすることができ、その逆もできるからである。」というものです。この2つの図形は連続的な変形(ホモトピー)によって変換できるので、区別されないというわけです。
 さて、ミトコンドリアと葉緑体では、ミトコンドリアのマトリックスと葉緑体のストロマが相同な区画で,ここからH+を排出していると考えると両者は同じであると言えます。となると、クエン酸回路の酵素がはたらくマトリックスとカルビン回路の酵素がはたらくストロマが相同関係にあり、電子伝達におけるH+の輸送はこれらの区画から外へ向かって行われており、そこにF型ATP合成酵素が作用しているという内容だったのです。

2011年12月21日

生物演習 授業の補足①

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 生物演習は前半2日間で「生化学」,後半3日間で「発生学」をそれぞれ別の担当者が行う予定です。今日は生化学の1回目ということで、ATP合成には基質レベル,酸化的リン酸化,光リン酸化の3種類があることや、基質レベルはキナーゼが、後の2つはF型ATP合成酵素が関わっていることを説明しました。授業では呼吸と光合成を別々に説明しましたが、今日の内容はミトコンドリアと葉緑体の共通性がポイントになります。H+の電気化学的ポテンシャルがATPの合成に寄与しているとする「化学浸透説」を提唱したPeter Dennis Mitchell は1978年にノーベル化学賞を受賞しました。ATP合成酵素の「回転触媒仮説」を提唱したPaul Delos Boyer も1997年にノーベル化学賞を受賞しています。

2011年12月20日

終業式をおこないました

 5時間の授業をおこなったあと、終業式をおこないました。年の初めに立てた目標は今どうなっているかと学校長の問いかけに、この一年を振り返ってくれたことと思います。教室に戻ったあとは、大掃除をおこないました。特に黒ずみが出始めた教室の床を集中的に磨いてくれたようです。最後に通知表を渡して、帰宅していただきました。

 明日からは個人懇談と冬季講習が始まります。進路の話を中心にお話しさせていただく予定です。一年後のこの時期には志望校を目指して頑張っている状況に持って行きたいと思います。高3の先輩達の姿を見習いながら、この冬を有意義に過ごしてもらいたいものです。

2011年12月19日

選特生物 授業の補足25

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 文系は生物Ⅰの教科書が終わりました。一番初めに戻って、細胞の単元から復習することになりました。先日の模試でも出題されていた顕微鏡操作を確認しているところです。頭では理解できているつもりでも、実際にやってみるとなかなか思い通りにはいかないようです。ミクロメーターを使ってオオカナダモの細胞の大きさを測定しているのですが、かなり苦労していました。その割には楽しそうですけどね。

2011年12月18日

選特化学 授業の補足27

 反応速度や化学平衡を扱っています。これまでとは違って、覚えたらなんとかなる単元ではないので、少々戸惑っているようですね。先週は電離平衡に入ったところで終わりました。中和の単元では水素イオン濃度を計算するときに酸や塩基の濃度と電離度だけで考えればよかったのですが、水溶液である以上、そんなに単純ではないことに気づいてもらいました。ここでは、場合分けと近似がポイントになります。何より、自分で論理的に考えることを求めようと思っています。

 さて、強酸を希釈していったときの水素イオン濃度は算出できましたか。10^3倍のときは酸が出す水素イオン濃度だけで考えればよいですし、10^9倍のときは水が出す水素イオン濃度だけで考えればよいでしょう。問題は10^6倍のときですね。酸と水のどちらも無視はできませんよ。続きは授業で…

2011年12月14日

明日は午前中(木曜日3~6限)授業

明日は午前中授業となります。時間割は3時間目から6時間目です。念のため。

全クラス漢字検定返却

 11月11日に行いました、漢字検定の結果が届きました。準2級と2級の受験でした。
それぞれ個人の結果を手にしたわけですが、全体的にみるともう少し踏ん張って合格してほしかったと思います。
 漢字検定の勉強はは、だれかに教えてもらうわけではありませんので、自分でいかに時間をとってするかで決まります。これから先の、受験に必要なことは、自分で勉強する時間をしっかりとることです。
 次回は2月4日に希望者受験があります。努力することを前提に申し込みを考えてほしいと思います。  

2011年12月12日

ELCAS2011 Report18

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 化学を受講しているM.I.さんのレポートを紹介します。「電気を流す有機物」というテーマでの講義だったようです。次回に電荷移動錯体をつくるための予備知識だったようですが、資料を見せてもらった限りではずいぶんと専門的な内容にまで踏み込んでいるようです。電気を流す有機物では、2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹先生が発見したポリアセチレンなどの導電性高分子が有名ですが、それとは違うしくみのようです。

 今回は2時間講義で、少し身構えましたが、講義内容はなんとなく知っている部分から全く分からない部分まであり、少しも眠くなることなく楽しんで聞くことができました。理解できない部分もありましたが、授業で疑問に思っていた部分が解決し、実際に模型なども見せていただいたおかげでより理解が深まりました。次回の実験では電荷移動錯体を作るそうです。ベンゼンやナフタレンなどは安定しているので絶縁体となりますが、錯体にすることで電子供与体または電子受容体となることができます。実験に臨むにあたって、まだ理解できていない部分もあるのでもう一度いただいた資料を読み込んで理解できるよう努力したいと思います。

2011年12月10日

進研模試の結果を返却しました

 本日、各クラスで11月に受験した進研模試の答案と個人成績票を返却しました。今回からは5科目で成績が出るようになりました。進路を意識して、選択調査を提出した直後だけに、結果を見る生徒の表情は真剣でした。各クラスおよび各教科で結果を元に指導をしていきますが、模試は受けっぱなしにしても効果が上がりません。点数や席次、志望校の判定を気にする気持ちは分かりますが、今大切なのは成績票ではなく、答案です。どこをどのように間違えたのか、どのように対策を立てるのかを考える材料は答案だからです。今後の授業では模試の答案を教材にすることもありますので、しばらくは問題用紙や正解冊子とともに保管しておいてください。

 また、冬季講習の受講確認を教室掲示の形でおこないました。21日~28日に5教科すべてで実施します。3学期は「高3の0学期」、そろそろ受験生の意識も出てきたのでしょう。数多くの生徒が自分に必要な講座をとっているので、どの教室も年末まで賑やかになりそうです。受験は団体戦、みんなで気持ちを合わせて、進路を確保させたいと考えています。頑張りましょう。

2011年12月09日

ELCAS2011 Report17

 期末考査の期間でしたが、先週土曜日にもELCASはありました。数学を受講しているS.I.くんのレポートが届きましたので、紹介します。今回は「任意の平面グラフは五色あれば塗り分けられる」という五色定理の証明だったようです。図を含めて4ページのレポートでしたが、平面グラフから双対グラフに変換したあたりで理解が厳しくなってきたので、今回も感想だけ。

 証明が終わった後、この方法で四色定理(任意の平面グラフは四色あれば塗り分けられる)がなぜ証明できないのかをELCASのメンバーで考えました。一つの問題から新しい問題を考え、それを検討することはとてもおもしろかったので、学校の問題集などでもやってみたいと思いました。

2011年12月08日

英語検定の申し込み

昨日で期末考査が終了しました。今日から授業で続々とテストが返却されます。結果をしっかり振り返りましょう。

さて、雲雀丘学園では毎年1月に中3生と高2生が、学年全員で英語検定を受験します。今年度は2012年1月21日(土)の午後に実施します。
高2は、原則として準2級・2級のいずれかを選択して受験します。すでに2級に合格している人が準1級以上を受ける場合は、本会場のみでの受験となりますので、個人での申し込みが必要です。

本日、各クラスで英語担当者が英検の申し込みの用紙を配布しました。現在の合格済の級や目標の級を確認して、今週中に申し込んでください。

2011年12月06日

新聞学習 ~今週のヘッドライン~

火曜日の朝は新聞学習ですが、期末考査中なのでありません。本日6日の神戸新聞+全国紙のコラム(と簡単な内容の見出し)をアップします。
 ※ 見出しは勝手につけています。

【神戸/正平調】「社会の姿を変える新しい自動車(東京モーターショーから)」
【朝日/天声人語】「小動物の絶滅危機~メジロ・スズメ・メダカに思う」
【読売/編集手帳】「刃物の使いよう」
【毎日/余禄】「ジャングル~「地球の肺」の停止~」
【日本経済/春秋】「一川防衛相発言と“オフレコ”」
【産経/産経抄】「北村透谷「ラブすべし」」

タイトルだけ眺めると、産経新聞のものが目を引きますが内容は真面目な内容です。少子化が深刻な問題につながるであろうこれからの社会で、非常に興味深い世の中の流れが紹介されています。

LHRでの取り組みである新聞記事の切り抜きは進んでいますか?毎日のコラムを見るだけでも、さまざまな分野の話題が新聞で扱われていることが分かります。上記のコラムだけでも、科学技術(神戸新聞)、生物(朝日)、教育(読売)、環境(毎日)、政治(日経)、社会(産経)と大概の分野を網羅しており、そこから深く調べることで各学部系統の知識を積み上げることが可能だと思います。

毎日の取り組みが希望進路を勝ち取ることにつながります。奮起を期待しています!

2011年12月03日

期末考査前半終了

 定期考査は前半が終わりました。生徒の表情を見ていると、あまり自信がなさそうに見えます。普段の姿勢が考査に反映されますから、思ったようにはできていないのかもしれません。まだまだテスト前だけやれば…という意識があるようです。

 在籍数の多いD組・F組では個人懇談が進行中です。進むべき方向を定め、今何をすべきかを生徒から聴いた上で、保護者の方と確認しています。3学期は高3の0学期という意識を持って取り組ませたいと思っています。試験空けからはA組でも個人懇談が始まります。

 駿台高2東大レベル模試の案内を特進Ⅱ・選抜特進でおこないました。受験層の高い模試であるにも関わらず、受けてみようかなという反応があって驚きました。1月29日(日)に校内で実施する予定です。

2011年12月01日

「冬休みの生徒指導に関する確認書」の提出について

いよいよ12月に入りました。本日、生徒指導部より「冬休み中のご家庭での生活指導についてのお願い」というクリーム色のプリントを全学年で配布しました。
長期休暇の前には毎回配布されていますが、今一度、熟読いただき、プリント下部の「冬休みの生徒指導に関する確認書」にご意見の記入および保護者の方の署名・捺印の上、切り取って12月10日(土)までに、各クラス担任へご提出ください。