学園ブログ

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学園自然百景

2023年12月01日

93.「輝く心」

~雲雀丘学園小学校教諭 天井比呂~

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 昨年、紅葉について投稿させていただきました。楓は、カエデとフウと読み、違う種類を指すことを書かせていただきました。

 ひばりの里から見える幼稚園の「かいじゅう公園」にそびえ立つ大きな樹木があります。赤黄色に色づいた立派な樹木です。名前はモミジバフウです。

 名前の通り、モミジと同じような葉をつけたフウです。大きな違いは、その実にあります。モミジはプロペラのような実をつけますが、モミジバフウは、

ドリアンのようなトゲのある実をぶら下げています。その実は、中の靴べらに似た種が落ちたあとは様々な手工芸などに使われるといいます。また、樹皮は蘇合香(ソゴウコウ)とよばれる生薬、香料などに利用されるようです。

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雲雀丘学園幼稚園から
告天舎に抜ける道
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ひばりの里のイロハモミジ
 
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落ち葉の絨毯
 


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幼稚園の怪獣公園
にそびえるモミジバフウ
 大正期にアメリカ庭園協会から贈られたものだそうです。その後それぞれの公園などに植えられるようになったといいます。

 その立ち姿、色づきからこの花言葉がついたそうです。学園にはいくつもの紅葉する樹木があり、秋を楽しませてくれます。その中でも黄色から赤に変わっていくモミジバフウは、まさに輝きを放ったように見えます。











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モミジバフウの葉と実
 
 華やかさを求めているわけではありませんが、磨けば磨くほど輝きを増してくる宝石のように園児、児童、生徒たちの心を磨ける学園になるよう心がけなくてはいけません。