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学園自然百景
2023年12月08日
94.「世界共通」
~雲雀丘学園小学校教諭 天井比呂~
東京に出向いたときに、高層ビルに囲まれた街に行くと、周りに圧倒されて空を見る機会を失ってしまいます。空がとても狭く感じました。
幼稚園の門を入ろうとしたとき、ふと目を上げたときに見えた空。そこには、青いキャンパスに明るい白い塗料でスプレーで描いたような雲が見えました。回れ右をして小学校の方を向くと、また違った様相をした雲が見えました。
小学校4年生で、雲の出来方や雲の種類について教えていますし雲は高さと形によって10種類に分けられます。巻雲、巻層雲、層雲、高層雲、乱層雲、積乱雲、高積雲、積雲、層積雲、巻積雲です。一般にはすじ雲、羊雲、いわし雲、入道雲、綿雲、雨雲などの方が、馴染みが深いと思われます。しかしながら、前記の十種雲形は、世界共通の雲の種類になっています。つまり、どこの国に行っても見られる雲は同じだということになります。雲の上には、青空が広がり、地球を覆っています。その下で形を刻々と変えながらも、世界の空を駆け回り、消えては出てを繰り返し永遠の旅を続けているわけです。
空を見上げたときに、自分の小さな存在に気づいたり、大きな希望を感じたりと様々ですが、皆様はいかがでしょうか。広い世界の中、ひばりっ子は、あちこちで活躍していることをよく耳にします。世界共通の親孝行の精神がそこには宿っているのかもと思うと、なんだか嬉しい気持ちになりました。